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メディパルHDがプリメディカの全株式を取得

メディパルホールディングス株式会社が、ノーリツ鋼機株式会社との間で、同社の子会社であり高付加価値な検査サービスを提供する株式会社プリメディカの全株式を取得する株式譲渡契約を締結したことを発表した。株式取得実行日は5月31日。

メディパルHDは「今回の本株式取得を通じて、プリメディカをプラットフォームとした予防・未病領域の商品や事業の拡大を目指してまいります」と表明している。

以前Hoitto! ヘルスケアビジネスは、プリメディカの富永朋 代表取締役社長 兼 CEOをインタビューしており、プリメディカがどのような企業かは、以下記事からお読みいただきたい。

プリメディカ・富永朋代表取締役社長兼CEOインタビュー
多くの方たちの疾患リスクを測定することで
予防に繋げ病気にならない体づくりに貢献したい
https://hoitto-hc.com/3691

プリメディカは、企業理念として「病気のリスク検査から始まる予防医療を世の中に広く浸透させ、医療費の増加や平均寿命と健康寿命の差がもたらす介護負担の増加といった現代医療が抱える構造的な課題の解決を目指します」を掲げ、最先端テクノロジーを活用して、多様な領域の疾患について、将来発症するかもしれない疾患リスクを把握することで、検査受検者の病気にならない体づくりに貢献をしている。※1

具体的には、脳梗塞・心筋梗塞、認知症、膵臓がん、大腸がん、慢性腎臓病といった疾患リスクについての検査サービスを展開。特に脳梗塞・心筋梗塞のリスク検査であるLOX-IndexⓇ※2は、同社で特許を有する自社開発検査であり、この領域の検査では提携医療機関数、受検者数で国内最大級の実績を有している。

同社の検査サービスを販売している医療機関は現在全国に約3,900施設(2024年3月31日現在)あり、検査受検者の検体の回収に関しては、国内の多くの臨床検査会社と提携している。

さらに、2023年11月に機能および規模を大幅に拡大した新しい東京研究所では、今後上市予定の検査サービスを皮切りに新規検査サービスの研究開発を順次立ち上げて行く予定であり、今後もさらなる成長が見込まれる。

※1:プリメディカが提供する検査は、診療目的の検査ではなく、利用者自らに健康管理の一助として活用していただくために検査結果を通知するものです。

※2:LOX-IndexⓇは、動脈硬化の原因と考えられている物質を測定し、将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価する血液検査。国内、約2,500名を対象として約11年追跡した研究成果をベースに開発。

メディパルHDは、「当社グループの成長戦略とプリメディカの事業は、親和性があり、その相乗効果は高いと考えられることから、当社グループの中長期的な成長に資するものと判断し、株式譲渡契約を締結しました」とハブ式取得の背景を明かした。