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「プラズマ乳酸菌」商品、1〜6月の販売金額が前年比5割増

7月28日、キリンホールディングスが、独自素材「プラズマ乳酸菌」を使用した商品の販売額について、今年1~6月の国内外での販売金額が前年比約5割増となったと発表した。

同社は「免疫対策市場の継続的な拡大、お客さまの『免疫』自分ゴト化の進行、『プラズマ乳酸菌』の認知向上が販売好調に繋がった」と位置付ける。

① 免疫対策市場の継続的な伸長
健康食品(サプリメント・食品・飲料)における調査※1では、全21カテゴリーのうち、「免疫対策」は6番目に大きなカテゴリー。2013年~2021年における健康食品市場全体の年平均成長率2.6%に対し、「免疫対策」の年平均成長率は5.4%と高水準を維持しており、2022年以降も継続的な成長が期待されている。

※1 健康食品:サプリメント・健康機能を目的に摂食される食品・飲料
データ:富士経済H・Bマーケティング便覧2022 No.1「機能志向食品編」、No.2「健康志向食品編」

② 免疫への意識・行動
今年6月の調査※2では、昨今の環境変化に伴う健康意識の高まりに加え、熟年層では加齢による心身の変化を、若年層ではライフスタイルの変化など環境変化による不調がきっかけとなり、免疫を自分ゴト化する傾向が見えた。
同調査では、自分や家族の「免疫ケア」をするための行動が必要だと回答した方は約9割、さらに「免疫ケア」へ継続的にお金をかけている人は約4割にのぼります。お金をかけている内容としては、ヨーグルト、発酵食品をはじめとする食品・飲料が多く、乳酸菌サプリメントも約4割となった。
※2 キリンホールディングス調べ 2022年6月実査(20-69歳/男女/n10000)

③ 「プラズマ乳酸菌」の認知向上
免疫機能の機能性表示食品として、飲料、サプリメント、ヨーグルト、さらに外部パートナー企業からも複数ラインアップを発売しました。お客様が手に取りやすいさまざまなラインアップを展開したことで、「プラズマ乳酸菌」の認知度は、機能性表示食品として受理される前※3と比較して20%以上上昇した。
※3 2020年9月調査、2022年1月調査を比較

プラズマ乳酸菌

■キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」について
「プラズマ乳酸菌」は、健康な人の免疫の維持をサポートする乳酸菌。世界で初めて※4免疫の司令塔pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけることが論文で報告されている。キリンホールディングス、小岩井乳業、協和発酵バイオが共同で研究を進め、国内外の 大学・研究機関の協力のもと、これまで多数の論文・学会発表を行っている。
※4 ヒトでpDCに働きかけることが世界で初めて論文報告された乳酸菌(PubMed及び医学中央雑誌Webの掲載情報に基づく)

■カテゴリー別販売動向
【飲料】
・「プラズマ乳酸菌」を配合した飲料の合計販売数量は、2022年1~6月累計で前年比約4割増と好調に推移。「キリン iMUSE 朝の免疫ケア」の販売数量も堅調に推移し、好調に寄与。
<「キリン iMUSE 朝の免疫ケア」の販売状況>
・当商品購入者※5の約3割は、普段、飲むヨーグルト/乳酸菌飲料を購入していない層※6。当商品の発売により、チルドカテゴリーにおいて「飲むヨーグルトユーザー」以外のお客様へ支持を広げることができた。
・6本パックが好評。量販店における6本パック取り扱い店舗の6月販売数量(本数)は、発売直後の4~5月平均と比べて約1割伸長※7。手軽に持ち帰りやすいサイズであることや、飲用習慣化につながっていることが好調要因と考えられる。
・量販店における既存の「プラズマ乳酸菌」入り飲料の購入層と比較したところ、「キリン iMUSE 朝の免疫ケア」は、30~50代女性の構成比が高く※8、これらの層は、自分のためだけでなく誰かのためにも購入した方が約6割※8にのぼる。好調要因の「免疫への意識・行動」に表れているように、30~50代の女性を中心に、家族などの「免疫ケア」に向けた購入意向が高まったと考えられる。
※5 キリンホールディングス調べ, 全国, 2022/3/28~2022/6/19
※6 キリンホールディングス調べ, 全国, 2022/1/3~2022/3/27, 220ml以下のチルド飲むヨーグルト/乳酸菌飲料
※7 インテージSRI+, 全国, スーパーマーケット計, 2022/4/1~2022/6/30
※8 インテージSCI(70代含む), 全国,スーパーマーケット計, 2022/3/28~2022/6/19

【サプリメント(乳酸菌)】
・「iMUSE」サプリメント合計の販売金額は、2022年1~6月累計で前年比約8割増と大きく伸長。
TVCMやTV番組での放映と連動し、デジタル広告を積極展開した結果、健康志向の高い新規のお客様の購入が促進され、通販での売り上げが約2倍となった。ドラッグストアでも、まとめ買いをされるお客様が増加した結果、「28日分」が好調に推移し、サプリメントの売り上げは前年比約2.4倍となった。
・今年8月には、「プラズマ乳酸菌」の働きで健康な人の免疫機能の維持に役立ち、不足しがちなビタミン8種を配合した「キリン iMUSE(イミューズ) 免疫ケア+マルチビタミン8種」を新発売。
当社調査では、「免疫」ニーズを持つお客様は、「健康維持」「マルチバランス」「睡眠」「生活習慣病」「脳」などへの健康ニーズも高いことを確認。30~40代女性を中心に不足しがちなビタミン不足という健康課題に着目し、1粒にプラズマ乳酸菌1,000億個と、ビタミン8種を配合した当商品を開発。
・「免疫サポート」を販売するファンケルでは、今年3月17日(木)に「免疫サポート粒タイプ」をラインアップに追加。
ユーザーから「1日一粒のお手軽さで、毎朝食後に他のサプリと一緒に飲んでいます」との声が出ている。

【ヨーグルト】
・健康意識、免疫ケア意識の高まりとともに習慣的に摂取・購入いただくお客様が増加し、2022年1~6月の累月販売数量前年比は5割以上の増加。
・スーパーマーケットでの新規取り扱いも増加。
スーパーマーケットでの主力容量帯である「小岩井 iMUSE(イミューズ)生乳(なまにゅう)ヨーグルト 甘さ控えめ」400gが前年比9割増を記録。

【パートナー企業商品】
・現在、外部パートナー企業4社から、免疫機能の機能性表示食品8商品を発売中。
・幅広い年齢層に対して、おいしく手軽に摂取できるラインアップで展開することで、「免疫ケア」習慣の定着や、「プラズマ乳酸菌」事業の売り上げ拡大を後押ししたと考えられる。