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ウエルシア 新たに4か所で「うえたん号」始動

地域コミュニティ支援の移動販売 計17台に

 ウエルシア薬局は、長野県東御市、埼玉県吉見市、千葉県佐倉市、埼玉県滑川市における高齢者等の買い物支援と交流、健康増進の機会を増やすため、移動販売車両「うえたん号」の運行を開始した。「うえたん号」は昨年を上回るペースで移動販売を進めており、今回の3県4か所で計17台が地域生活を支えている。


 ウエルシア薬局はウエルシアグループ会社として2021年11月に策定した「サステナビリティ基本方針」に則り、「だれひとり取り残さないまち」の実現、地域社会へ安心・安全を提供するインフラ機能を担うべく、2022年5月に静岡県島田市で初めて移動販売車「うえたん号」の運行を開始した。
 以降、埼玉県秩父郡長瀞町、秩父郡横瀬町、加須市、吉川市、愛知県岡崎市、新潟県佐渡市、宮城県名取市、大阪府枚方市、静岡県静岡市にて移動販売の開始に至っており、この度の4自治体での導入をもって稼働車両数が17台になった。(参考:ウエルシア×横瀬町「うえたん号」出発式レポート)
 各自治体とは、高齢者を支える地域の支え合いの体制づくりに向けて、ウエルシア薬局内で運営する地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」の利用や移動販売車両の巡回等を通じた「地域共生型」の連携を目指すために協力をしており、この度「うえたん号」の始動に繋がっている。

 先に行われたイオン、ツルハ、ウエルシアの経営統合に関わる記者会見壇上で、ウエルシアの地域支援活動の象徴的な取り組みとして紹介された「うえたん号」。先ごろの能登半島地震でも被災地を臨時で巡回し活躍し、買い物支援と地域コミュニティの存続という社会課題に挑んでいる。


【販売開始日】
埼玉県吉見市:2024年2月26日(月)
千葉県佐倉市:2024年3月1日(金)
長野県東御市:2024年3月4日(月)
埼玉県滑川市:2024年3月5日(火)


移動販売車「うえたん号」は、食品・生活日用品に加え、化粧品や第一類医薬品を含む一般用医薬品(要事前注文)を販売。

 また、車両に搭載した大型モニターによる店舗の薬剤師や管理栄養士等とのオンライン健康相談、クレジット・キャッシュレス決済、T ポイント・WAON ポイント付与、公共料金等の収納代行サービスなどの付加価値を提供する。

 ウエルシアは「『うえたん号』の運営で、各自治体にお住まいの皆様がお買い物をお楽しみいただけるよう取り組みとともに、住民同士の支え合い活動、地域コミュニティ創出事業への寄与に努めます」とコメントしている。