ウエルシア、とをしや薬局(長野県)を子会社化

長野県西部で21店を展開、前期売上高124億円強

ウエルシアホールディングス（松本忠久社長）は17日、長野県安曇野市に本部のある「とをしや薬局」（佐野 訓久社長）の株式100%を取得し子会社化すると発表した。とをしやの信用力を用いてウエルシアの店舗が少ない中信エリアを開拓する。株式譲渡日は2024年６月3日を予定している。

とをしや薬局の創業は1847年※と、誕生から176年を迎える老舗。会社設立は1996年で、長野県の中信エリア（松本市を中心とした長野県の西部の北アルプスに接する地域）に21 店舗、うちドラッグストア併設型調剤薬局 20 店舗、調剤薬局1店 舗を展開している（2023 年 6 月末時点）。薬剤師がマーケティングからバイイングを担う「マーケティングファーマシスト」や、高いコミュニケーションスキルをベースに薬剤師が顧客に適した情報・商品を提案する「ライフセラピーファーマシスト」といったスタッフを育成し、地域の健康づくりに貢献してきた。2023年6月期業績は売上高が124億2900万円（前期比3.7%増）、営業利益が1億2600万円（前期比37.6%減）、経常利益が1億3700万円（前期比36.5%減）、当期損失が1億3200万円（前期損失500万円）となっている。

※創業年につきウエルシアHDが訂正しましたので修正を加えています