クラシエ薬品は、ダイエットに関するお悩み・対策へのニーズを探ることを目的に、20 代~60 代の女性を対象とした「ダイエットに関する意識調査」を実施した。調査から、20代~60代女性の4人に1人は「体重の増加/肥満」に悩んでいると回答。「体重の増加/肥満」「むくみ」に悩む人のうち、約4割は現在ダイエット中であることが明らかとなった。その対策としてダイエットに取り組む方の4人に1人が「医薬品や健康食品」を使用しており、「医薬品や健康食品」によるダイエットニーズは30代以降から増加の傾向にあることがわかった。
調査は全国の20 歳~69歳の女性10,000人を対象に、2023年6月21日から22日にわたりインターネットアンケートで行われた。現在悩んでいる症状について尋ねたところ、「お肌のシミ」「肩こり」が30.2%で最も多い結果となった。次いで「体重の増加/肥満」(25.8%)が多く、女性の4人1人は悩みを感じていることが分かった(下図)。
「体重の増加/肥満」または「むくみ」で現在悩んでいると回答した人を対象に、ダイエットをしているか尋ねたところ、約4割が現在もしていると回答した。また「過去にやったことがあり、今後もやりたいと思っている」と回答した人は36.4%に上り、ダイエットニーズの高さがうかがえる結果となった(下図)。
続いて「体重の増加/肥満」または「むくみ」で現在悩んでいる回答者のうち、「現在ダイエットをしている」と答えた人に、取り組んでいるダイエット法を尋ねたところ、「普段の食事の変更」や「運動」などの、一般的なダイエット法に取り組んでいる人が6割を超えた一方で、「医薬品や健康食品」の回答も24.7%に上っている(下図)。
また上記の質問について、「医薬品や健康食品」によるダイエットを行っていると回答した人を年代別に見てみると、20 代女性は16.2%と少ないものの、30代以降から増加傾向にあることが分かった(下図)。
一般的に、ダイエットにおいて重要な“基礎代謝”は、年齢を重ねるにつれて低下するとされている。年齢とともに筋肉量が減少することでエネルギー消費率も低下することに加え、男性と比べて筋肉量が少ない女性は、男性よりも基礎代謝量が低い傾向にもある。
このように、特に女性は加齢とともに痩せにくくなる傾向が見られることが、30代以降の「医薬品や健康食品」によるダイエットニーズにつながっていると考えられる。
同社では、30代~50代の女性が抱える「肥満」や「むくみ」といった悩みに対し、肥満改善薬ブランド『コッコアポ』シリーズを展開している。シリーズでは肥満を改善する漢方処方の「防風通聖散」を中心に、太り方や体質に合わせて選べる 4 処方をラインアップしている。今回はダイエットに関する意識調査を実施し、女性の悩みとその対策へのニーズを探った。