三菱電機デジタルイノベーションが、レセプトコンピュータと電子薬歴を統合し、AIエージェントが薬局業務を支援する「保険薬局向けオールインワンプラットフォーム」を2027年春に提供開始する予定だ。次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS」シリーズの新サービスとして開発する。
AIエージェント「AnI-Bot」が、併用禁忌や用量監査などのチェック結果をもとに疑義照会ポイントを整理するほか、点数加算の確認、服薬指導、次回フォローアップの提案、患者との会話をもとにした薬歴ドラフト作成などを支援する。薬剤師による確認、判断を前提とし、生成AIだけに依存せず、添付文書などの医療情報やルールベースのチェックを組み合わせる。
レセコン、電子薬歴に加え、本部向けの経営分析・改善提案機能も順次提供する計画。個別業務へのAI導入にとどまらず、店舗から本部まで共通基盤でつなぐ構想となる。人手不足が続く薬局業界では、AIが薬歴作成など一部業務を支援する段階から、店舗運営全体を支援する段階へ進むかが焦点となりそうだ。