ファーマライズホールディングスが、令和8年5月期の決算説明資料を7月9日に公開した。資料では、売上高が前期比9.5%増の695億1200万円となり、営業利益は同233.5%増の9億7900万円となった。調剤薬局事業での利益改善、店舗数増加、本部業務効率化による販管費減少などが利益改善につながった。
調剤薬局事業の売上高は、主にM&Aによる店舗数拡大により増加した。セグメント利益も大幅に伸び、調剤薬局事業がグループ全体の収益をけん引した。一方で、物販事業は売上高、利益ともに厳しい状況となった。
同社は決算説明資料の中で、調剤技術料、処方箋単価、マイナ保険証利用率、地域支援体制加算、後発医薬品調剤体制加算、医療DX推進体制整備加算なども示している。調剤薬局企業にとって、店舗数の拡大だけでなく、技術料や各種加算の積み上げが収益を左右する構造が改めて表れている。
調剤薬局業界では、M&Aによる規模拡大と、地域支援、在宅、医療DX対応などによる収益基盤づくりが並行して進んでいる。ファーマライズの資料は、調剤薬局企業の成長戦略と収益構造を確認する材料となる。