シオノギヘルスケア(本社・大阪市)は5日、医療用医薬品と同成分・同量を配合したせき止め薬「アスベリン®せき止め錠Pro20」(第2類医薬品)を発売した。ニプロ(本社:大阪府摂津市)が製造販売する鎮咳剤「アスベリン」の商標を使用。2026年5月から施行される「指定濫用防止医薬品」の規制対象外となる非麻薬性成分を採用しており、セルフメディケーションの新たな選択肢として展開する。

新製品の有効成分「チペピジンヒベンズ酸塩」は、医療用と同量を配合。8歳から服用可能で、全国の薬局やドラッグストアで販売される。同社の「Proシリーズ」において、医療用と同等成分のせき止め薬は4品目目となる。
背景には、若年層を中心に社会問題化している市販薬の不適切服用(オーバードーズ)に伴う規制強化がある。既存のせき止め薬の多くが5月以降、販売制限がかかる「指定濫用防止医薬品」に該当する中、同社調査では「病院に行かず同等の薬を入手したい」というニーズが約7割に達した。同社は規制対象外かつ高機能な製品を投入することで、健全なセルフメディケーション市場の維持を図る考えだ。
