株式会社ニッスイ(田中輝社長)は、一般社団法人MSCジャパン(東京都中央区)が主催する「MSCジャパン・アワード2025」のメーカー部門に選出され8月21日開催の授賞式で表彰された。同社の受賞は2年連続となる。
MSCジャパンは、持続可能な漁業とMSC「海のエコラベル」を推進する国際的な非営利団体MSC(海洋管理協議会)の日本事務所。 「海のエコラベル」が付いた水産物は、水産資源や環境に配慮しているとして、第三者の審査機関による審査によって認証された、持続可能な漁業で獲られたものを指す。認証された水産物は持続可能な漁業で獲られたものであることが明確なかたちでラベルが付けられるため、消費者は安心して選ぶことができる。(MSCジャパンのHPより:https://www.msc.org/jp/what-we-are-doing/what-does-the-blue-msc-label-mean-JP)
「MSCジャパン・アワード」は、日本においてMSCラベル付き水産物の普及に貢献した事業者を表彰するものとして、同法人により2024年に新設された。今年は消費者向けMSCラベル付き製品の販売重量の実績に基づいて決定される小売部門、メーカー部門、フードサービス部門に加え、新設のコミュニケーション部門、特別賞を含めた計5 部門で表彰が行われた。ニッスイはMSCラベル付き商品として「おいしいものをちょっとだけ」(ちくわ)・「速筋タンパクソーセージ減塩MSC」(フィッシュソーセージ)などを発売している。
ニッスイは2030年に向けた長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」において、サステナビリティを企業価値創造の主要施策に位置付けている。また、ニッスイグループの事業は自然資本への依存度が高いことから、各事業において自然資本の持続可能性を担保する各種の施策を講じている。そのひとつとして、MSCをはじめとする各種認証水産物の取扱量の増加を図っており、本アワードでの受賞はその取り組みを後押しするものと受け止めている。