森下仁丹グループのMJ滋賀が健食GMP認証取得

完全子会社化から１年 認証取得で信頼性を向上

　森下仁丹は、グループ会社のMJ滋賀がGMP（Good Manufacturing Practice）認証を2025年1月10日に取得したことを明らかにした。森下仁丹が独自に開発したシームレスカプセル技術と MJ 滋賀が持つ錠剤製剤技術を融合させることで、さらに多様化する健康食品市場に対応し、受託事業の幅を拡大していく。さらに、環境負荷の低減を意識した製品開発や、より「飲みやすい」錠剤の開発にも注力していく方針。

　森下仁丹は2023年12月に医薬品・健康食品製造業等を行うMJ滋賀を完全子会社化し、同社が持つ優れた錠剤医薬品製造のノウハウと、GMP適合医薬品製造所としての豊富な経験および高い製剤技術を獲得している。
　

【MJ滋賀】
　MJ滋賀は、100年以上にわたる錠剤医薬品の製造ノウハウを有し、GMP適合の品質管理のもと、健康食品や医薬品の製造を一貫して行っている。「直打法」を採用した効率的な製造方法により、製品の「飲みやすさ」を追求した付加価値の高い製品開発を進めるとともに、エネルギー消費や原料ロスの削減を実現している。
　また、バイオマスプラスチック容器の使用を推進し、環境負荷の低減にも取り組んでいる。製造工程の自動化により省人化を実現し、異物混入リスクと作業員の事故を減少させ、無災害記録3,000日以上を達成した。
　これまでに開発した数々の製造技術を駆使し、高い品質基準で製品を提供している。

場所：滋賀県犬上郡多賀町大字四手字諏訪 510 番の 10
電話番号：0749-48-2200

GMPとは

　GMP（Good Manufacturing Practice）は、健康食品の製造における品質維持と安全性確保のための重要な基準。この基準では、原料の仕入れから製品の出荷まで、全工程での厳格な管理が求められ、健康食品GMPの遵守により、食品でありながら医薬品レベルの品質管理を行います。公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が定める健康食品GMP認定は、厚生労働省のガイドラインに基づき、第三者機関による客観的な審査・査察を通じて行われ、消費者の信頼を支える重要な役割を果たしている。