ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Dataは、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2024年4月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。全国的に気温がかなり高く、北・東日本と沖縄・奄美では1946年の統計開始以降で最も暑い4月だった2024年は、暑さと関連性の高い商品の売り上げが前年同月に比べ伸長しました。食品スーパーマーケットでは「ファミリーアイス」「炭酸フレーバー」、ドラッグストアでは「制汗防臭剤」「UVケア・サンタン」など、冷たい食品・飲料や、夏向けの日用品が売り上げを伸ばしている。
■2024年4月のポイント
・「ファミリーアイス」「炭酸フレーバー」など暑さと関連性の高い商品の売り上げが伸長
・好調が続く「パック」の売り上げがドラッグストアで前年同月比35.2%増加
・酒税の変更により前年から単価が下がった「ビール」の売り上げが伸長
記録的な暑さだった4月は、冷たい食品・飲料が売り上げを伸ばし、「ファミリーアイス」が食品スーパーマーケットで前年同月比12.2%増加、ドラッグストアで同19.4%増加、「炭酸フレーバー」が食品スーパーマーケットで同11.8%増加、ドラッグストアで同7.6%増加した。夏向けの日用品も売り上げを伸ばし、「制汗防臭剤」がドラッグストアで同15.1%増加、「UVケア・サンタン」が同13.9%増加した。
ドラッグストアにおける伸び率ランキングTOP20の1位は「パック」で前年同月比35.2%増加。「パック」は2023年6月以降11カ月連続でTOP20内にランクインしており、好調な売り上げが続いている。
ドラッグストアで「ビール」の売り上げが前年同月比6.9%増加し17位にランクインしました。食品スーパーマーケットでも好調で同7.2%増加している(TOP20圏外)。「ビール」は前年10月から酒税が変更になったことにより販売単価が下降。夏に向け売り上げがどのように変化していくのか、今後の推移に注目だ。
〈2024年4月の集計データについて〉