アインホールディングスが12月6日2024年4月期半期決算を発表した。2桁増収・2桁増益となった。
ファーマシー事業は、医療機関等との連携、お薬手帳等を活用した服薬情報の一元的・継続的な把握、在宅医療対応等により、患者が住み慣れた地域で安心して医療を受けることができるよう、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んできた。同時に患者の利便性向上のためのDX推進にも積極的に取り組み、2022年から提供しているアイン薬局公式アプリに加え、2023年10月にはアイン薬局のLINE公式アカウントを開設し、処方箋送信サービスをより手軽に利用できるようにした。
今回、新型コロナウイルス感染症治療薬を含めた高額医薬品処方への対応が増加傾向にあることで処方箋単価が上昇するとともに、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へ移行したことによる外来受診抑制の緩和及びインフルエンザの早期流行が影響したことに加え、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能強化や待ち時間短縮等のサービス向上により処方箋枚数についても増加した。
コスメ&ドラッグストア事業を中核とするリテール事業では、国内外の人流の回復により客数が堅調に推移するとともに、顧客の購買傾向が感染症対策商品からコスメ関連商品等へと変化していることで単価が上昇。また、販売費及び一般管理費の低減により利益率が向上した。出店状況は、2店舗を出店し、2店舗を閉店し、コスメ&ドラッグストア総数は78店舗となった。セグメント売上が148億3,200万円(前期比21.5%)、セグメント利益が13億1,800万円(同277.3%)と大幅な増収増益となった。