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サントリー、子供支援に3年間で10億円を拠出

NPO法人と協働で体験格差の解消へ


サントリーグループは、日本社会課題の一つとされる「さまざまな困難に直面する子どもたち」が意欲・希望・夢を持ってチャレンジできる社会の実現に貢献すべく、子ども支援の取り組み(次世代エンパワメント活動)として、今後3年間で総額10億円を拠出する。同じ課題意識をもつNPO法人に対し助成金等の資金的支援のほか、社員の出向など人的支援をおこなう。さらに、子どもを取り巻く課題解決の仕組みづくりをめざし、NPO法人と新規事業の立ち上げを含む協働事業に取り組む。

第一弾として、子どもの体験格差という社会課題に対し、企業から体験プログラムや機会の提供を受け、必要とする子どもやその家庭とマッチングする新しい“こどもの体験格差解消プラットフォーム”を、認定NPO法人フローレンスと共同で開発し、来夏の稼働を目指す。同プラットフォームを通じ、子どもたちがさまざまな「体験」にアクセスできる社会を目指す。 

※家庭の経済的状況などによって、文化鑑賞、スポーツ、習い事、旅行などの子どもたちの「体験」の機会に差があること

サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」を目的に、創業精神「利益三分主義」のもと、さまざまな形で社会貢献活動をおこなっている。次世代を担う子どもに対しても、「水育(みずいく)」などの環境学習や、音楽、美術、スポーツ分野などで、豊かな個性・人格形成に向けた機会を提供している。
 

●サントリーHD代表取締役副社長 CSR推進部担当 鳥井 信宏氏 コメント
ーー創業以来「利益三分主義」を掲げて、さまざまな社会貢献活動に取り組んできました。その始まりは創業者・鳥井信治郎による生活困窮者へ無料診療と施薬を行う診療院の開設という社会福祉活動にまでさかのぼります。この原点を大切に、困難に直面する子どもたちに寄り添った取り組みを強化します。この分野に先駆的に取り組まれてきたNPO法人の方々と連携・協働し、未知なる可能性に満ちた子どもたちが、生き生きとチャレンジできる社会の実現を目指します。