日本調剤(三津原庸介社長)は10月より、他社薬局へ向けて医薬品情報WEBプラットフォーム「FINDAT(ファインダット)」の本格展開を開始した。「FINDAT(ファインダット)」は、医療従事者を対象に様々なデータソースや、国内外の各種ガイドラインやグローバルで信頼性の高い有料の二次情報データベースなどから網羅的に収集した医薬品情報を中立的に評価し、ウェブ上で提供するサービス。あわせて「FINDAT」の紹介サイト内に薬局向けの活用シーンや導入メリットを紹介するページ(https://info.findat.jp/lp/pharmacy/)を新設し、「日本調剤店舗でのFINDAT活用事例集」の無料提供を開始している。
2021年8月に施行された「地域連携薬局」、「専門医療機関連携薬局」の認定制度において、地域の医療機関と医薬品の適正使用に関する情報提供の連携や、地域の医薬品情報室としての役割が施設基準として求められている。これまでも同社は大学病院・総合病院の門前薬局を中心に440店舗*1で「FINDAT」を導入し、トレーシングレポートや在宅訪問時におけるエビデンスと経済性に基づいた処方提案、服薬期間中の患者さまへのテレフォンフォローや副作用モニタリングなど、さまざまなシーンで「FINDAT」を活用してきた。
同社社薬局での事例創出を踏まえこのほど、他社の薬局でも「FINDAT」の本格展開を開始する。「FINDAT」を通じて質の高い医薬品情報を薬局へ提供することで、薬剤師が多職種や患者へ薬学的知見に基づいた情報共有を行う体制の構築を支援していく。「FINDAT」紹介サイト内に薬局向けのページを新設し、「FINDAT」の活用シーンや導入メリット、「標準フォーミュラリ―」「薬効群比較レビュー」などの主要コンテンツについて紹介する。また、他社薬局への本格展開にあたり、これまで日本調剤の薬局で集積した特に有益な活用事例36件をまとめた事例集も無料で配布する。*2
*1 2023年10月2日時点
*2 FINDAT紹介サイト(https://info.findat.jp/contact/)のお問い合わせフォームよりお問い合わせください
【医薬品情報WEBプラットフォーム「FINDAT」について】 https://info.findat.jp/
「FINDAT」とは、“FIND(見つける)”+“ATLAS(地図)”を組み合わせた造語で、「医療の道標になるように」という願いが込められています。※「FINDAT」は日本調剤株式会社の登録商標です。