サツドラホールディングスが2024年第1四半期の決算を発表した。売上高239億8500万円(前年同期比11.6%増)、営業利益は2億2700万円(同212.3%増)、経常利益1億8400万円(同142.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9300万円(同201.8%増)だった。
同社は、主に北海道内でのドミナント化を目指したドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗のチェーン展開に加え、訪日外国人が多く訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗の運営を行っている。また、調剤薬局においては、調剤専門薬局の運営に加え、ドラッグストアフォーマット店舗での調剤併設薬局も行っている。
ドラッグストアフォーマット店舗の営業面では、ESLPを中心とする価格戦略を推進することで、ユーザーから支持される店舗づくりや、作業平準化による業務効率の改善を目指すとともに、生鮮食品を含めたラインロビングの強化で、商品カテゴリーの拡大を図っている。また、サツドラアプリを活用したデジタルマーケティングの推進にも取り組んでおり、当第1四半期連結累計期間は、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人あたりの買上点数は減少したものの、人流回復や好天に恵まれ夏物季節品が好調に推移したことに加えて、店舗数が純増した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。
さらに、インバウンドフォーマットでは、休業していた店舗を順次営業再開し、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高は前年同期を上回った。調剤薬局については、新たに開設した調剤薬局の増収効果や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などにより、売上高は前年同期を上回った。店舗の出退店の状況は、下表の通り。