一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会は昨年6月より、販売商品の空容器を店頭で回収する実証実験「サーキュラーエコノミープロジェクト(CEP)」を展開している。回収拠点は横浜市内の加盟社店舗31店(ウエルシア薬局、トモズ、マツモトキヨシ、ココカラファイン)で、取り組みに賛同するメーカーは花王、P&G、ユニ・リーバ、ライオンの4社。
プロジェクト開始から約9ヶ月が経ち、生活者の認知度の高まりとともに回収量も増えている。協会発表の中間報告によれば、2023年2月に回収した箱数は7箱で、回収重量は26.64kg。2022年10月〜23年2月の累計では回収箱数が32箱、累計の回収重量は115.11kgとなっている。(表参照)
CEP推進協議会は当初22年12月までとした回収期間を2023年3月までに延長していたが、実証実験の効果を鑑みこのほど、9月30日までの再延長を決定した。
消費者から生産者へと向かう物流(=リバース・ロジスティクス)を通じて店舗と生活者との接点を強化し、地域に根差したドラッグストアの、1つのモデルを構築していく。
※CEP の詳細はサイトを参照
https://www.terracycle.com/ja-JP/brigades/jacdscep
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