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3月13日以降のマスク着用についての意識調査【レジャー施設】
客は個人判断・スタッフは全員着用の施設が多数

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社が、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、今後のマスク着用についての関する施設アンケートを実施し、調査結果を公開しました。


コロナウィルス感染対策のためのマスク着用 が、2023年3月13日(月)から屋内外問わず個人の判断に委ねられるようになりました。そこでいこーよ総研では、お出かけや宿泊施設を対象に、お客様へのマスク装着推奨や施設のスタッフのマスクの装着を今後どのようにする方針なのかなどについて調査・分析を実施しました。


《トピックス》
お客様のマスク着用は個人の判断に任せる施設が多数
スタッフは全員マスク着用を継続するという施設多数、特に屋内施設で顕著
混雑やマスク着用、手指消毒を気にしなくなったお客様の増加を実感
マスク着用推奨についての施設アンケート総括


●お客様のマスク着用は個人の判断に任せる施設が多数


まずは、お客様へのマスク着用推奨の方針について見てみましょう。基本的にマスク着用のお願いはせず、個人の判断に任せる」という国の指針どおりにする方針の施設が約7割で、「混雑時やお客様どうしの距離が近くなる場所」や「屋内」などでお客様にマスク着用を推奨するという施設は10%前後と少数でした。



施設が屋外か屋内かで差があるのかを見た結果がこちらのグラフです。屋外、屋内に関わらず「基本的にマスク着用のお願いはせず、個人の判断に任せる」という回答が約7割となっており、屋内施設だからといってお客様にマスク着用を推奨するというような状況にはなっていません。



●スタッフは全員マスク着用を継続するという施設多数、特に屋内施設で顕著


次に、施設のスタッフのマスク着用についてです。最も多かったのは「基本的には全員マスク着用を続ける」で6割を占めています。お客様に対しては「個人に任せる」方針という施設が多数でしたが、施設のスタッフについては今まで通り全員着用を続ける施設が多いことがわかりました。

一方で「携わる仕事や屋内など業務内容・場所によってはマスク着用を続ける」という施設や「スタッフ個人の判断に任せる」施設もともに16%となっており、今までのようにスタッフ全員がマスクを着用している状況から方針を緩和する施設も出てきています。



施設が屋外か屋内かで施設スタッフのマスク着用の方針に差があるかを見てみましょう。

屋内の施設では7割近くが「基本的には全員マスク着用を続ける」と回答している一方、屋外施設では全員着用は44%と半数を割っており、屋外施設と屋内施設とで大きく差が出ています。

その分、屋外施設では「携わる仕事や屋内など業務内容・場所によってはマスク着用を続ける」や「スタッフ個人の判断に任せる」も比較的多く、スタッフの一律のマスク着用にはしない施設もあることがわかります。


●混雑やマスク着用、手指消毒を気にしなくなったお客様の増加を実感


続いて、第8波のピーク時(2022年12月)と比べて、 現在(2023年3月)のお客様のニーズや行動などに違いや変化を感じるかどうかを聞きました。半数の施設で違いを「感じる」と回答しており、2か月ほど前から比べてお客様の新型コロナ対策に対する意識の変化を実感している状況が伝わってきます。



屋外施設と屋内施設とで変化の実感に違いがあるかを見てみると、屋外施設の方がよりお客様の新型コロナ対策に対する意識の変化を「感じる」割合が高い状況です。

具体的にどのような意識の変化があるように感じるかを聞いたところ、「混雑状況を気にしない人が増えた」、「マスクをしない人が増えた」、「手指消毒をしない人が増えた」などが多く、いわゆる基本的な感染対策自体を気にしない人が増えてきている様子が伺えます。



具体的にどのような意識の変化があるように感じるかを聞いたところ、「混雑状況を気にしない人が増えた」、「マスクをしない人が増えた」、「手指消毒をしない人が増えた」などが多く、いわゆる基本的な感染対策自体を気にしない人が増えてきている様子が伺えます。



屋外施設と屋内施設とで違いがあるかを見てみましょう。

全般的に屋外施設の方がお客様のコロナ対策に対する意識の変化を実感している様子が見られますが、屋内施設でも少しずつ変化をしていきている様子が伺えます。

具体的には、屋外では「混雑状況を気にしない人が増えた」という施設が屋内より多く、一方屋内施設では「マスクをしていないお客様がいることを気にしない人が増えた」や「館内消毒などの感染対策を気にしない人が増えた」という割合が屋外施設より高くなっています。

今後も少しずつ、屋内施設でも他のお客様の対応や施設対応をそれほど気にしない人が増えていくことと思われます。



●マスク着用についての施設アンケート総括



3月13日以降は屋外、「屋内に関わらず、お客様に対してはマスク着用を個人の判断に任せる」という施設が多数でした。一方、「スタッフは全員マスク着用を継続する」という施設が多く、特に屋内施設でその傾向が顕著でした。

施設スタッフのマスク着用については、「業務内容・場所によってはマスク着用を続ける」という施設や「スタッフ個人の判断に任せる」という施設もある程度存在しており、政府の指針変更に伴い方針を転換している様子も伺えます。

2か月ほど前の第8波と比べてお客様のコロナ対策への行動などに変化を感じるという施設が約半数あることも注目されます。具体的には、混雑を気にしなくなった、マスク着用や手指消毒をしなくなったお客様の増加を実感している様子が伺えます。

「マスク着用は個人の判断で」という指針が政府から出されたとはいえ、すぐには意識や対応は変化していない状況です。しかし今後少しずつ変化していくことが推測 される調査結果となりました。

■いこーよ2023年3月マスク着用についての施設アンケートの概要
調査方法/インターネットアンケート
調査対象/全国217のお出かけ、宿泊施設
調査期間/2023年3月7日~3月14日
調査分析/いこーよ総研