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メドレー、東京証券取引所「プライム市場」に上場市場区分を変更

株式会社メドレーが、2022年11月28日をもって東証グロースから東証プライムへ上場市場区分を変更した。なお、2022年4月の市場再編後、プライム市場への区分変更は同社で2社目となる。

同社は2009年に医療ヘルスケア領域の課題解決のため設立され、人材プラットフォームと医療プラットフォームの二つの事業に加え、積極的な新規開発サービスを展開してきた。マザーズ市場に上場した2019年度と比較すると、売上高は3倍以上、従業員数は2倍以上に成長し、2022年度には北米拠点も設立している。

以下、同社・代表取締役社長の瀧口浩平氏のコメント。

当社は、「医療ヘルスケアの未来をつくる」をミッションに掲げておりますが、日本の医療福祉の領域ではデジタル活用が遅れていることから、様々な立場の方々よりデジタル活用に関するご要望が毎日のように寄せられております。未だ着手できていない課題が山積しているため、経営陣一同、少しでも早く当社を成長させようと努めております。

今後の当社の事業展開としては、既存サービスを含め、国内における多くの課題に対してサービスの開発を進めるのと同時に、海外でも段階的にサービスを提供していきます。プライム市場に名を連ねる多くの企業が実現しているように、世界中から優秀な人材を集め、学び合い、世界中でサービスを提供していくことは、人口減少中の国家において、企業の社会的責務の観点でも、株主にとっての長期企業価値の観点でも、当社にとって重要な方針であるからです。

今までもそうであったように、企業作りは一足飛びにはいきません。これまで当社は、多様なバックグラウンドの役職員が行動原則である「​​Our Essentials」を大切にし、サービス開発における創意工夫やデータに基づく改善を繰り返すことで、多くのカスタマーの課題を手の届く価格で解決してきました。

私は、国民性や文化に下支えされた日本のものづくりの力が、グローバルのソフトウェア産業においても競争力の源泉となり得ると信じており、今後の当社の企業作りにおいては何よりもサービス開発力を一層揺るぎのない強みとして築き上げることに重きを置いています。加えて、国家ごとに法律や商習慣が異なる中で、資本の効率性を保ちながらサービス提供エリアを拡げていくために、グローバル本社としてのコーポレート機能を高いレベルで構築する必要性を認識しています。いずれも、役職員の自己研鑽や相互育成、外部からの登用が不可欠です。

当社は、今後のプライム上場企業としての社会的信用や国内外の知名度の向上を、更なる採用強化に繋げることで人材力を高め、ミッションである「医療ヘルスケアの未来をつくる」ことに継続的に取り組んでまいります。