オンラインがん相談サービス「CancerWith」を運営する株式会社ZINEが、全国10~90代のがん患者男女242人を対象にがんに関する意識調査を実施した。詳細は以下。
オンラインがん相談サービス CancerWith
https://cancerwith.com/
現在、日本では2人に1人ががんに罹ると言われており(※1)、すべての人にとって身近な病気となってきています。医学の進歩によりがんの生存率は上昇傾向にありますが(※2)、がん診療連携拠点病院等に相談窓口として設置されている「がん相談支援センター」については、現状“知られていない”という課題も指摘されています(※3)。
そのため、患者やその家族は治療や生活への不安が解消されないまま、がん治療の高度な意思決定が求められている可能性があります。また、新型コロナによるがん検診受診者数の減少から、今後、がん死亡率の増加も懸念されており(※4)、がん患者を取り巻く環境には問題が山積しています。
一般的にがんはこわいと思っている人が多く、とりわけ死へのイメージが多く持たれていますが(※5)、がんと共存する社会に変化してきている今、さまざまな課題が残るこのような状況の中で、がん患者が実際にどのようなことに不安を感じ、悩みを抱えているのか、また、当社が運営するオンラインがん相談サービスCancerWithがサポートできることは何かを明らかにするため、がん患者を対象に意識調査を行いました。
がんに罹患して最もつらかったことは「再発するかもしれない不安」(54.5%)が最多
がんの再発を「とてもつらい」と回答した人は、がん再発経験者よりも未経験者の方が多い結果に
ほとんどの人が再発への不安や恐怖に対する解決方法がない
再発のつらさを実際に相談したことがある人は3割未満
引用:
※1)
国立研究開発法人国立がん研究センター:がん情報サービス「最新がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
※2)
国立研究開発法人国立がん研究センター:がん情報サービス「年次推移」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/annual.html
※3)
国立研究開発法人国立がん研究センター
がん対策情報センター 高山智子「がん相談支援センターの現状と課題」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000132360.pdf
※4)
国立がん研究センターがん対策研究所 高橋宏和
「新型コロナウイルス感染症によるがん検診及びがん診療などへの影響」
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000985034.pdf
※5)
内閣府:がん対策・たばこ対策に関する世論調査(令和元年7月調査)
https://survey.gov-online.go.jp/r01/r01-gantaisaku/2-1.html
■ 調査概要
・調査期間 : 2022年4月28日〜11月11日
・調査対象 : 10〜90代のがん患者男女242人
・対象地域 : 全国
・調査方法 : インターネットによる選択・記述式回答
・調査機関 : 株式会社ZINE(自社調査)
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります。
※本リリースの引用・転載の際は『ZINE調べ』と明記いただきますようお願い申し上げます。