サプリメントが群雄割拠の「食と健康アワード2024」において、新たな機能性サプリメントがプラチナ賞に輝いた。レイデルジャパンの「レイデルポリコサノール10」はキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールを関与成分として「悪玉/善玉の比率を改善する」「悪玉コレステロールを低下させる」「総コレステロールを低下させる」「高めの血圧を下げる」ことが報告されている。レイデルジャパン独自の機能性関与成分を含む「レイデルポリコサノール10」はアワード受賞の実績を基にドラッグストアでの支持を固め、大手ドラッグストア店頭で輝きを放っている。受賞の喜びの声と、レイデルジャパンが見据える展開について、同社取締役の丹野純幸氏とコンシューマーヘルスケア事業本部セールスエグゼクティブの稲村拓哉氏に話を聞いた。(取材=中西陽治)
――「食と健康アワード2024」プラチナ受賞おめでとうございます。
丹野純幸氏(以下、丹野氏):ありがとうございます。プラチナ賞の受賞を非常に光栄に感じています。「レイデルポリコサノール10」はアルフレッサ ヘルスケアさんのご協力のもと1年以上をかけて、各方面に我々の商品を積極的にご紹介いただいたおかげでこのような賞を受賞できたと感じています。
――ドラッグストアショーでの反応はいかがですか
稲村拓哉氏(以下、稲村氏): 機能性表示食品としての機能はもちろんですが、一般のお客様へキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールは安心安全な自然由来の素材を使った商品であることをお伝えしますと、驚くほど関心を寄せてくださいました。特に女性の方は健康意識が高く、興味深くお話を聞いていただけました。
「継続して試してみたい」という方には、ドラッグストアで販売していることをお伝えすることで、さらなる安心感をもっていただきました。
さらにアワード受賞の事実とともに「JAPANドラッグストアショー」の会場で紹介される商品ということで、より信頼度が高まったと感じています。
会場で改めて感じたのは、お客様がサプリメントに期待していることは、機能はもちろんですが、やはり〝安心安全〟であることです。
「レイデルポリコサノール10」は韓国、オーストラリアで№1の評価を得ていますし、日本展開においてはドラッグストア業界の方々にその安心感をカバーしていただいた、と思っています。
――ドラッグストアに向け具体的にはどのようなアプローチを行われたのでしょうか
稲村氏:企業様にお伝えするときはレイデルジャパンの歴史から、キューバ産サトウキビ由来ポリコサノールの価値、具体的なメカニズムまで網羅的にご紹介しています。一般のお客様にお伝えする際は、機能性表示食品としてのメカニズムをかみ砕いて、分かりやすくご紹介していますが、そこでもやはり大切なのは〝安心安全〟であることです。
ドラッグストア企業さんに向けてはキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールという素材の唯一無二性と、機能性表示食品としての機能を両輪でご紹介できるのが「レイデルポリコサノール10」の強みだと感じています。
これは健康意識が高い一般の方にも興味深く映るようで、より深く価値とエビデンスを伝えることで、納得の度合いがさらに高まっています。
商品力と言いますか、「レイデルポリコサノール10」には価値とエビデンスに〝深さ〟がありますので、健康感度の高さに応じて訴求の濃淡をつけることが可能なのです。
丹野氏:ショーで感じたのは、お客様とFace to Faceでお話ができるので、今までのデータ主体の説明や営業と違う点です。
お客様と直接触れ合って改めて気づくのが、血圧やコレステロールでお悩みの方が多い、ということです。その一方で、どのような商品を選べばいいかわからない方が多くいらっしゃいます。
今回ショーでアピールできたと実感している点は、「レイデルポリコサノール10」の独自性です。
「レイデルポリコサノール10」のユニークなところは、HDLコレステロールがいかに重要か、ということが商品を通じて伝えられる点です。
新しい発見や気づきを与えることができると、会話も弾みますし、商品への理解度も深まっていくのを実感しました。
――「レイデルポリコサノール10」を店頭で見る機会が増えています。店頭での展開はいかがでしょうか。
丹野氏:2024年4月から全国展開の大手ドラッグストアチェーンさんでの取り扱いに始まり11月からは別の大手チェーンさんでPBの販売も始まりました。現在全国約8,000店舗でお取扱いいただいております。
商品が店舗での露出が増えると同時に、原料であるキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールの注目度も伸びてきています。われわれはこの素材に約30年関わっており、海外での実績もありますので、日本のドラッグストアに足を運ぶ方々にもその価値をお伝えしたいと日々まい進しています。
レイデルジャパンではそれにともない、店頭スタッフに向けた商品およびメカニズムに関する勉強会を行っています。
――勉強会ではどのような反応があるのでしょうか。
丹野氏:われわれにとって勉強会は一番大切な伝達ツールだと考えており、ありがたいことに参加された薬剤師や登録販売者、管理栄養士の方々から「新たな気づきがあった」と言っていただいています。
メーカーからの声だけでなく、「レイデルポリコサノール10」の価値に共鳴して頂いている、専門家ならではの切り口で商品の価値はさらに高まっていると感じます。
またあるドラッグストアの執行役員の方に「レイデルポリコサノール10」のサンプルをお試しいただき、後日お会いしたら「これは本当に良い」と実感を語っていただけました。本来、執行役員の方は商品について辛口なことが多いのですが、率直な反応をいただいたときはうれしかったですね。
稲村氏:商品のご紹介はわれわれが得意とするところですが、販売の仕方については店頭スタッフの方が知識をお持ちです。
その中で販売の仕方を工夫していただいており、例えば「ダイエット目的で健康食品を買われているお客様に向けて『レイデルポリコサノール10』を紹介する」「機能性表示食品のお茶をケース買いするお客様にお勧めする」といったアプローチも実施していただいています。
8月に行った1ヵ月間の販売コンクールでは、「レイデルポリコサノール10」の販売数が10倍になった店舗もありました。販売方法をお店でアレンジしていただくことで、店舗によって違うお客様の属性に応じた独自アプローチができるということに驚きました。
関西で一番売り上げが高い店舗で勉強会をしてほしい、というお声もいただいており店頭とのコラボレーションに熱が入っています。そこで実績を重ねて他店舗への水平展開をサポートしていきたいと思っています。
――店頭プロモーションにつきまして。
丹野氏:お取扱いいただいている店舗での健康イベントなどでのプロモーションに力を入れています。
新規開局される調剤薬局での商品サンプリングや、九州のドラッグストアさんが実施されたフェスティバルにも出展し露出を高めています。プロモーションでは専用のYouTube動画をご提供し、企業および店舗の特色にマッチした訴求を行っています。
人間の体は中身が見えませんから、血管やコレステロールのメカニズムをより分かりやすくご紹介するため動画コンテンツなど情報伝達のバリエーションを多くしています。
――調剤薬局でのサプリ取り扱いはかなり高いエビデンスが求められると思われます
丹野氏:その通りです。お薬での治療だけでなく未病・予防の啓発を行っていらっしゃる調剤薬局さんが増えており、「レイデルポリコサノール10」はまさに病気になる前にセルフケアを行っていただくための商品ですので、そこに共鳴していただいていることはとてもありがたいことです。
健康診断で自身の変化に気づき、食を含めた生活習慣改善のアクションを起こす、という意識が広がっています。ですから調剤薬局という医療機関との親和性が高いと思います。
また健康食品を置くスペースが限られている調剤薬局さんに選ばれていることは商品力の証明でもあり、自信につながっています。
――「キューバ産サトウキビ由来ポリコサノール」の可能性につきまして。
丹野氏:レイデルジャパンでは現在進行形でキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールの研究を深化させています。
研究を進めていくうえで、血圧、コレステロール対策の機能性だけでなく、また新しい機能や価値が発見されているのです。12月にはキューバ産サトウキビ由来サトウキビ由来ポリコサノールの機能として「HDL(善玉)コレステロールを上昇させる」機能性の届出が受理されました。
キューバ産サトウキビ由来ポリコサノールが与えるHDLコレステロールへの影響と研究は現在進行形で進んでおり、レイデルジャパンとしてもこの研究を推進しています。
LDLはいわゆる悪玉コレステロールと呼ばれることは知られるようになりましたが、逆に善玉コレステロールのHDLがどのような役割を担っているのかはあまり知られていません。ですから「レイデルポリコサノール10」という商品を通じてキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールが持つ機能性のエビデンス、ひいてはHDLの価値伝達まで手掛けていきたいと考えています。
――商品および研究開発を通じて伝えたいメッセージとは。
丹野氏:これまで人間の最終目標は長生きにありました。ですが今は健康寿命にこそ価値がある、という考え方が支持されています。その健康寿命という大きなテーマに貢献する商品を創るためにHDLの研究をサポートしているのです。
キューバ産サトウキビ由来ポリコサノールがもしかしたら世界の健康を変えることができるのではないか――このHDLの価値深耕は商売というよりレイデルジャパンにとっての使命でありチャレンジなのです。
――ありがとうございました。