【ファンケル】キリン子会社化で代表取締役の交代を発表

ファンケルは12月18日付で上場廃止に

　キリンホールディングスは12月16日に開催した取締役会において、ファンケルの代表取締役社長の異動を含む役員人事を決議した。ファンケルの代表取締役社長執行役員にはキリンHDの常務執行役員の三橋英記氏が新たに就き、現・代表取締役社長執行役員CEOの島田和幸氏はキリンHDの特別顧問に就任する予定。なお、ファンケルは11月29日開催の臨時株主総会における、キリンHDとの株式併合の議案承認を受け2024年12月18日をもって上場廃止となる。

キリングループは、今回の代表取締役の交代人事について「ファンケルのさらなる事業価値向上を図り、キリン・ファンケル・豪州ブラックモアズの連携を強化し、アジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンス・カンパニーを目指していくために、経営体制を変更いたします」としている。

またファンケルは、上場廃止について「キリンホールディングス株式会社の完全子会社になることを機に、今後はキリングループの様々なリソースを活かし、世界中のお客様の美しく、健康で豊かな生活を支えることで、健康寿命の延伸と医療費の削減に貢献してまいります」とコメントしている。

役員人事は2024 年12 月20 日に開催予定の臨時株主総会の決議をもって正式に決定する予定。

新任代表取締役候補の略歴

氏名：三橋 英記（みつはし ひでき）
出身地：東京都
生年月日：1968年3月28日
職歴：
1991年3月 早稲田大学 教育学部卒業
1991年4月 キリンビール株式会社入社
2004年4月 キリンビール株式会社 首都圏地区本部営業企画部 担当部長
2009年9月 キリンホールディングス株式会社 経営企画部
2011年7月 キリンホールディングス株式会社 人事総務部秘書室
2015年3月 台湾麒麟啤酒股份有限公司 董事長 兼 総経理
2017年1月 ミャンマー・ブルワリー社 副社長
2018年3月 ミャンマー・ブルワリー社 取締役社長
2023年1月 協和発酵バイオ株式会社 副社長執行役員
　　　　　 ライオン社 取締役（現任）
2024年5月 サンミゲルビール社 取締役（現任）