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【ウエルシア】関東4地区で「うえたん号」運行開始

全国23自治体25台の稼働に拡大

 ウエルシア薬局は、10月に移動販売車両「うえたん号」を関東圏4つの自治体で運行開始した。運行するのは千葉県四街道市(10月2日)、群馬県安中市(10月7日)、埼玉県大里郡寄居町(10月7日)、埼玉県入間郡越生町(10月21日)。「うえたん号」は、高齢者等の買い物支援と交流、健康増進の機会を増やすため移動販売を行っており、今回4自治体への導入により、全国23自治体25台の稼働となる。

 移動販売車「うえたん号」は、食品・生活日用品に加え、化粧品や第一類医薬品を含む一般用医薬品(要事前注文)を販売する。


 また、車両に搭載した大型モニターによる店舗の薬剤師や管理栄養士等とのオンライン健康相談、クレジット・キャッシュレス決済、WAON POINT・V ポイント付与、公共料金等の収納代行サービスなどの付加価値もリアル店舗と同様に提供する。
 ウエルシアでは「『うえたん号』の運営で、各自治体にお住まいの皆様がお買い物をお楽しみいただけるよう取り組みとともに、住民同士の支え合い活動、地域コミュニティ創出事業への寄与に努めます」としている。

進化した「うえたん号」の運行にも期待

 ウエルシアは、8月末に開かれた「第24回JAPANドラッグストアショー」の出展ブースで、最新型の「うえたん号」を披露している。
 最新型「うえたん号」は、現行車両の側面に設置しているオープン型の商品棚を社内に格納。冷蔵・冷凍ケースも設置し、雨の日や寒暖差がある日でも落ち着いて買い物ができるよう〝ミニ店舗化〟している。さらに社内に大型モニターを設置し個室化することで、より安心感をもって健康相談ができる環境を創り上げた。

ドラッグストアショーで披露された最新型
車両はよりスタイリッシュな〝売り場〟に

 地域住民の買い物支援という小売としての役割のみならず、移動販売に集まる人のコミュニティをはぐくむ社会的役割を担う「うえたん号」。
 ウエルシアグループが掲げる「だれひとり取り残さないまち」の実現が、全国に拡大しつつある。