小林製薬、紅麹事業から撤退

2024年8月23日ヘルスケアビジネスNEWS

8月7日、小林製薬が紅麹事業から撤退することを発表した。同社は「重大な健康被害を引き起こし、社会にご迷惑をお掛けしていること等を踏まえ、2024年8月8日開催の取締役会において、本事業撤退を決議した。本事業撤退後も、引き続き、被害に遭われたお客様及び取引先様への補償、原因究明等の対応は進めていく。また、紅麹関連製品に係る製造ラインの問題点を全て洗い出し、再発防止策を講じることが企業としての使命であると判断し、これらについても継続して実施する」としている。
　同日、小林製薬は2024年12月期の中間決算を発表したが、減収減益だった。紅麹の影響は打撃となった。