佐藤製薬、エーザイとホスラブコナゾールのアジア・オセアニアにおけるライセンス契約締結

佐藤製薬が、エーザイとホスラブコナゾール L-リシンエタノール付加物を有効成分とする抗真菌剤（以下ホスラブコナゾール）について、真菌性疾患に対するアジア・オセアニアにおける開発および商業化に関するライセンス契約を締結した。
佐藤製薬は本契約の締結により、当該地域においてホスラブコナゾールを有効成分とする医薬品の開発及び商業化に係るエーザイのホスラブコナゾールの知的財産権に関する独占的通常実施権を取得した。ホスラブコナゾールはエーザイによって創製された抗真菌剤であり、主活性成分であるラブコナゾールの溶解性や生体内利用率を向上させたプロドラッグ。
　佐藤製薬は、日本において2018年1月にホスラブコナゾールを有効成分とし、「爪白癬」を効能・効果とする経口抗真菌剤「ネイリン®カプセル100mg」の製造販売承認を取得し、同年7月より販売している。同社は「日本に加えて、アジア・オセアニア地域においてもホスラブコナゾールを有効成分とする抗真菌剤の開発を推進し、爪白癬をはじめとする真菌性疾患の患者様の治療に貢献していく」と声明を出した。