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森永乳業が「PURESU 発酵酢ドリンク」新発売
ホエイ等をビフィズス菌で発酵させた新健康飲料

森永乳業が、酢酸の効果とビフィズス菌についてパッケージに記載し、かつ原材料に酢を使っていない商品として日本初※1、機能性表示食品の「PURESU(ピュレス) 発酵酢ドリンク ざくろ味」「PURESU(ピュレス) 発酵酢ドリンク マスカット味」を、4月2日に新発売した。



同社は、これら新製品について「ライフスタイルが多様化している中で、近年では1つで複数の健康機能を取り入れられる商品への関心の高さが見受けられます。中でも、健康と美容に加えリフレッシュ感や疲労感の軽減を期待して飲用されているお酢飲料市場は5 年で約2 倍と大幅伸長※2 。このような背景から、『きゅんとすっぱいのに、まろやか~』な味わいで、1 本で手軽に3 つの健康機能を取り入れられる、『PURESU(ピュレス) 発酵酢ドリンク』を発売します」と表明している。

同シリーズは、チーズを製造する過程で生じる副産物であり、たんぱく質や炭水化物などの栄養素を含む「ホエイ」などを当社の機能性素材「ビフィズス菌 BB536」で丁寧に発酵させることにより生まれた新健康飲料。原材料に酢を使っていないため、つんとした強い酸味はなく、これまでにない「きゅんとすっぱいのに、まろやか~」な味わいで、95%※3 が「おいしい」と回答している。甘酸っぱいざくろ味と爽やかなマスカット味の2 種類があり、気分にあわせて選ぶことができる。

同品は、酢酸と「ビフィズス菌BB536」を機能性関与成分とした機能性表示食品。酢酸には日常生活で生じる運動(5~6METs)程度の疲労感を軽減する機能、肥満気味の方のおなかの脂肪(内臓脂肪、腹部総脂肪)を減少させる機能、「ビフィズス菌BB536」には大腸の腸内環境を改善し、腸の調子を整える機能があることが報告されている。

森永乳業は、開発秘話として「『PURESU発酵酢ドリンク』シリーズは、生活者の課題解決だけでなく、チーズを製造する過程で生まれる副産物であるホエイを活用して、乳業メーカーならではの新しい商品の開発にチャレンジしたいという想いから生まれた商品です。

当社は、ビフィズス菌研究のパイオニアとして、50 年以上の研究を重ねるなかで、ビフィズス菌に加え、ビフィズス菌が生み出す酢酸が持つ機能に着目し、新たな商品を提供できないかという想いがありました。また、牛乳、乳製品には、カゼインとホエイの大きく2 種類の良質なたんぱく質が含まれていますが、チーズを製造する際に生み出されるホエイは、たんぱく質や炭水化物などの栄養素を含む一方で、独特な風味があることから商品化が難しく、有効活用することが課題となっていました。

そこで、研究所で70 件ものアイデアを出し合い、『ホエイなどをビフィズス菌で発酵して新しい価値を生み出せないか』という、いままでにない商品の開発にむけてのプロジェクトをスタートしました。ホエイを商品化できる技術と、長年、ビフィズス研究に取り組んできた当社のノウハウを活かし、遂に誕生したのが日本初※ 1 新健康飲料の『PURESU 発酵酢ドリンク』シリーズです。

当社の研究技術力を活かした『PURESU(ピュレス) 発酵酢ドリンク』で、少しでも多くの方の心やからだのケアに貢献できたら嬉しいです」と語る。

また、「ビフィズス菌 BB536」は、1969 年に乳児から発見された、ヒトのおなかにすむ種類のビフィズス菌。一般的にヒトのおなかにすむ種類のビフィズス菌は酸や酸素に弱いが、『ビフィズス菌 BB536』は酸や酸素に強く、ヨーグルトをはじめ、サプリメントなど多くの商品に活用されている。



※1 酢酸の効果とビフィズス菌についてパッケージ上に記載し、かつ原材料に酢を使っていない商品として日本初(先行技術調査およびMintel GNPD を活用した森永乳業調べ 2023 年12 月)
※2 QPR™調べ ビネガードリンク市場 2017 年4 月~2022 年3 月 100 人あたり購入金額(全国・全業態)
※3 当社調べ 「PURESU(ピュレス) 発酵酢ドリンク パッケージ・味覚調査」2023 年5 月 n=60
※4 健康課題に配慮した商品の2021 年度〜2030 年度の延べ販売計画個数等の計画数、及び当社提供の健康増進・⾷育活動への参加⾒込み人数をリーチ数(人数)として計算。