ウエルシア薬局は、2024年に山形県上山市、埼玉県坂戸市と鶴ヶ島市、静岡県伊豆の国市、愛知県蒲郡市、滋賀県近江八幡市から受託している特定保健指導を各自治体にあるドラッグストア店舗において行っている。
ウエルシア薬局には約350名の管理栄養士が勤務しており、店舗での健康相談への応需や、ウエルシア薬局内で運営する地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」における栄養相談イベント等を行ってきた。同社では管理栄養士の資格とスキルをいっそう有効に活用するとともに、地域社会の健康増進のため、2020年より特定保健指導に取り組み、現在6自治体において生活習慣の改善を支援している。
これらの店頭取り組みに対し、利用者からは、近隣のウエルシア店舗で買い物のついでに特定保健指導を受けることができる気軽さに好評を受けているという。
日本では、急速な高齢化や高度医療の発達に伴い医療費が増加するなか、日本人の死因においてはがんや心臓病、脳卒中等の生活習慣病が約5割を占めている。生活習慣病の予防と早期発見、改善のための有効な手段として設けられた特定保健指導は、2008年の開始以降、対象者数が増加。
一方、保健指導を受けられる場所が近隣に十分にないこと等から特定保健指導全体の実施率は24.6%にとどまっている(厚生労働省:特定健診・特定保健指導の実施状況について 2021年度)。
こういった課題に対応すべくウエルシア薬局では、今後も幅広く自治体に対して特定保健指導事業の提案を行い、地域社会の皆様の生活習慣病の改善を支援していく方針を示している。
【※特定保健指導】2008年からメタボリックシンドロームに該当する人やその予備軍を減少させるため、特定健康診査が始まり、その健診の結果、生活習慣を改善することで予防ができると判明した場合に行う保健指導。(対象年齢は、40歳~74歳)
【※ウエルカフェ】 地域社会の諸課題を解決する場=地域協働「コミュニティ」スペースとして、ウエルシア薬局内に設置されていて、健康増進、福祉、文化活動等に無料で利用可能。
【各自治体での直近の開始年月と実施店舗】
山形県上山市:2023年5月(ウエルシア上山弁天店)
埼玉県坂戸市:2023年4月(ウエルシア坂戸薬師町店/ウエルシア坂戸若葉駅東口店)
埼玉県鶴ヶ島市:2023年4月(ウエルシア鶴ヶ島新町店)
静岡県伊豆の国市:2023年5月(ウエルシア伊豆長岡店)
愛知県蒲郡市:2023年10月(ウエルシア蒲郡竹谷町店)※自治体の保険医療センターにて特定保健指導実施
滋賀県近江八幡市:2023年4月(ウエルシア近江八幡多賀町店)