オールジャパンドラッグ(AJD)が6月9日に「2023 AJDチェーン全国大会」を開催し、その中でAJD株式会社の新代表取締役社長に八川昭仁氏(元千葉薬品社長)が就任したことを発表した。これまで代表取締役社長(兼チェーン本部長)だった平野健二氏は、代表取締役会長(兼チェーン本部長)に、代表取締役会長だった樋口俊英氏は、取締役相談役に就任した。
平野会長兼本部長は「AJDの精神を知っている人、商品開発や販売で豊富な経験を持つ人、メーカーさま・卸さまと深いつながりを持つ人、AJDに常駐して迅速に動ける・店頭経験がほとんどないAJDの社員を育成してくれる人…。そういう人が現れたら、ぜひ社長をやってほしいと願っていました。そこに現れたのが八川昭仁氏でした」と話した。
八川新社長は「1984年に千葉薬品に入社し、約40年、ずっとドラッグストアや商品に携わってきました。まずは『AJDの粗利益額を上げることで加盟社の粗利益額も上がる』というロジックを作り上げていきたいと考えています。さらに『時代に合った商品政策』としては、スピードを上げるために食品のカテゴリーから門出をしていきます。また、AJD(株)は会社組織ですので収益構造をしっかりと改革をして、加盟社に還元できることを増やしていきたい」と3つの課題を挙げた。