トライアルホールディングスが8月13日に発表した2026年6月期連結決算は、売上高が前期比67.6%増の1兆3471億900万円、営業利益が43.9%増の303億7100万円となった。経常利益は9.1%減の201億8600万円、親会社株主に帰属する当期純利益は70.0%減の35億2200万円。2025年7月に完全子会社化した西友が12カ月間連結されたため、売上高などの前年比は事業規模の拡大を含む数字である。
一方、EBITDAは前期比約2倍となる699億5300万円まで拡大した。最終利益には西友M&Aに伴う一過性費用やのれん償却などが影響したものの、営業利益は修正計画を23億円上回った。西友も通期売上高4609億7100万円、営業利益137億6300万円となり、営業利益率は3.0%まで改善している。
西友とのPMIでは、店舗改革の成果も明確になった。「トライアル西友」に業態転換したハイパーマーケット3店舗は、転換後8カ月間で売上高が約42%、客数が約38%増加。スーパーマーケットの新モデル5店舗も売上高約22%増、客数約23%増となった。中期経営計画では3年間で30店舗を「トライアル西友」へ転換し、60店舗を新モデルへ改装する。
さらに非食品ではコスメ、寝具、一部家電などの専門機能を強化する。PB売上高構成比はトライアル20.1%、西友13.8%から、3年間で25%まで引き上げる計画。東京都内で5店舗を展開する小型店「TRIAL GO」も、中計期間中に100店舗の出店を目指す。
2027年6月期は売上高1兆4582億円、営業利益390億円、EBITDA831億円を計画する。食品ディスカウントを核に成長してきたトライアルが、西友との統合を通じて都市部、コスメを含む非食品、PB、小型店へ領域を広げることで、ドラッグストアとの競争領域は一段と重なってきそうだ。