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【ネクイノ】緊急避妊薬OTC化で意識調査を実施

「とても安心できる」50.7%の一方で「懸念もある」42.4%

薬局販売開始を前に、アクセス改善への期待が高まる一方、安心して利用できる環境づくりを求める声も

 株式会社ネクイノが運営する、オンライン・ピル処方サービス「スマルナ」は、全国のユーザー2,118名を対象に、2026年2月2日から開始される緊急避妊薬のOTC化および薬局販売に関する意識調査を実施した。調査では、OTC化について「とても安心できる」は50.7%、「安心できるが、懸念もある」は42.4%となった。検討段階では賛成意見が多数だったものの、販売開始を前に不安を感じる人も少なくないことが示され、安心して利用できる環境整備の重要性が改めて明らかになっている。また、緊急避妊薬の入手にあたっては、「すぐに手に入ること」や「状況に応じて入手方法を使い分けたい」という回答が多く、複数の入手方法や選択肢が、当事者の安心感につながっている模様だ。

■調査概要
調査対象:
スマルナユーザー2,118名(女性)
実施期間:2026/1/6~2026/1/20
調査方法:インターネット調査
回答者年齢分布:10代(18~19歳) 4.4%、20代 50.9%、30代 30.3%、40代以上 14.4%


9割が「安心感ある」一方、対面提供に心理的ハードルも

<緊急避妊薬のOTC化について>

 緊急避妊薬のOTC化について、「とても安心できる」が50.7%、「安心できるが、懸念もある」が42.4%となり、約9割が「安心感ある」と回答。

 懸念の内容について、1位は「薬局で口頭で依頼することに抵抗がある」(48.9%)、2位は「対面で薬剤師に相談しづらい/話しづらい」(40.2%)、3位は「購入時のプライバシーが十分に守られるか不安」(39.1%)となった。対面で購入することに対する心理的ハードルに加え、プライバシーへの配慮が安心につながる要素の一つであることがうかがえる。

 また、「薬局の営業時間や立地により必要なタイミングで入手できない可能性がある」と回答した人も33.5%となり、入手のしやすさについても不安の声が一定数見られている。


「すぐ手に入ること」重視
薬局での購入希望は21%とオンライン診療11%を超える

<緊急避妊薬の入手時に重視すること>

 緊急避妊薬を服用したことがある人は、入手にあたって何を重視したかを調査した。
 最も重視したことは「すぐに手に入ること」(73.3%)となり、続いて「誰にも知られず入手できる(プライバシーが守られる)こと」(16%)となった。

 緊急避妊薬は72時間以内に服用することで妊娠を防止する効果がある医薬品であり、早く服用するほど効果が高い。服用経験者の回答から、必要となった場合は早急なアクセスが最も重要視されることがわかった。

 また、緊急避妊薬の服用経験者に過去の入手方法を聞いたところ、地域に関わらず病院で入手した人が最も多い一方、首都圏と比べて、首都圏以外の地域ではオンライン診療での入手割合が高い傾向が見られている。

 続いて、今後緊急避妊薬が必要になった場合の入手先について尋ねたところ、「状況に応じて入手方法を使い分けたい(緊急度や時間帯、場所など)」が最多だった。
 OTC化によって薬局での購入という選択肢が加わることで、状況に応じた入手方法を選びやすくなることが期待される。


緊急避妊薬使用で避妊についての意識・行動に変化も

<緊急避妊薬服用後の意識・行動の変化>

 緊急避妊薬のOTC化をめぐる議論の中では、「安易な使用を助長するのではないか」「避妊への意識が薄れるのではないか」といった慎重な意見も見られている。そこで本調査では、緊急避妊薬を服用した当事者に、服用後の意識・行動の変化について聞いた。

 その結果、緊急避妊薬の服用後、「避妊についての考えが変わった」と回答した人は70.1%にのぼっている。

 服用後の具体的な行動変化としては、低用量ピルの服用開始やコンドーム使用の徹底、パートナーとの話し合いの増加などが見られた。
 中でも「低用量ピルを服用し始めた」は55.1%と半数以上を占めた。

 意識の変化については、「自分のからだは自分で守るという意識が強くなった」(64.7%)、「避妊の重要性をあらためて強く感じるようになった」(63.5%)が多く挙がっている。
 加えて、「予期しない妊娠がどれほど自分に大きな影響を与えるかを実感した」(51.2%)という回答も半数を超えた


 今回の調査では、緊急避妊薬を使用する状況として「コンドームが破れた/うまく装着できなかった」(43.5%)、「相手がコンドームを使用してくれなかった」(30.0%)が多く、7割以上のケースで女性自身だけでは避妊をコントロールしにくい状況が背景にあることがわかっている。予期せぬ出来事に直面し、不安の中で緊急避妊薬を選択した当事者が多いことが推察される。

 また、服用後に避妊への意識・行動が変化したという回答が多く見られたことから、緊急避妊薬の服用は「性が乱れる」「安易な性行為につながる」ものではなく、パートナーとの関係性や避妊への意識・行動を考えるきっかけになっていることが明らかとなった。


<緊急避妊薬に関する実体験や意見>

 今回の調査で、緊急避妊薬に対する実体験や意見を広く伺ったところ、自由回答にもかかわらず314件もの声が寄せられている。

  • 高校生のとき、誰かに相談したり病院に行くのに躊躇してしまい、受診するのが遅くなり妊娠してしまった。金銭面やプライバシーを含め、1人で悩む時間がないような環境が整備されてほしい(30代)
  • 相手がコンドームをつけてくれなかったとき、不安でいっぱいで眠れなかった。もうそんな思いをしたくない、自分の身体は自分で守らなければと改めて考え、低用量ピルを飲み始めるきっかけになった(20代)
  • アフターピルの存在や服用方法を知っていたため、避妊に失敗してしまった時に落ち着いて対応することができた。そのとき、知識を持つことの大切さをとても感じた(20代)
  • 避妊に失敗していることに気づき、その日のうちにパートナーと一緒にオンライン診療を受診した。この経験を経て性に関しての知識をお互い身につけようと思えた(20代)
  • 緊急避妊薬が必要になった際、どうしても女性が主体となって入手する事の方が多いように感じる。責任はどちらにもあると思うので、もっと男性にも情報が浸透してほしい(40代)
  • アフターピルの名前や概要は何となく知っているものの、身体への負担や安全性など、正確な情報は十分に広まっていないように感じる。OTC化が進むことで、正しい知識が広まり、困っている女性が一人でも多く救われることを願う(30代)


スマルナとは

 スマルナ(https://smaluna.com)はオンライン診察のプラットフォームサービスで、診察は提携先医療機関が行っている。2018年6月にリリースされ、スマホでどこからでも医師に相談・診察・処方までできるオンライン・ピル処方サービス。ピルの処方以外にも、助産師や薬剤師が相談を受け付ける、スマルナ医療相談室を運営。10代〜30代が主なユーザーで、スマルナアプリのダウンロード数は累計130万件を超えている。