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スギHD、中間決算を発表

スギホールディングス株式会社が10月9日、2026年2月期第2四半期決算を発表した。



調剤領域は、調剤室および待合室の拡張・改装を進めるとともに、高度な専門性を要する処方せんの応需体制を強化することで連携医療機関を増加させ、売上基盤の拡充を図った。また、人員配置基準の見直しやアプリを活用した調剤DX化を進め、生産性の向上にも取り組んだ。

物販領域は、関東・中部・関西へのドミナント出店を推進するとともに、新店の早期立ち上げやエリアニーズに応じた改装、インバウンド需要の獲得強化に取り組んだ。また、DXの活用により、顧客毎の購買データなどに基づいた販促施策、専門性を活かしたカウンセリング販売、店舗運営の効率化を推進することで、売上と利益の拡大を図った。

サステナビリティ経営は、脱炭素社会の実現に向け、第三者所有モデルによる太陽光パネルの設置店舗を順次拡大している。また、国連グローバル・コンパクト署名を通じた国際的原則への賛同表明や、取引先を対象とした人権デュー・ディリジェンス実施による責任あるサプライチェーン管理の強化など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速している。

店舗の出退店などは、55店舗の新規出店と31店舗の閉店を実施するとともに、調剤薬局70店舗を取得。併せて138店舗の改装を実施することで、既存店舗の競争力強化にも努めた。これにより、当中間期末における店舗数は2,279店舗となった。