ウエルシアホールディングス株式会社が10月8日、2026年2月期第2四半期決算を発表した。同社は、株式会社ツルハホールディングスとの経営統合を予定しており、11月27日で上場廃止となる。
プライベートブランドは機能、品質、エコ性能をみがき続けた商品の開発に注力し、「からだWelcia」「くらしWelcia」の拡販に努めた。同ブランドのラインナップは、当第2四半期末に451品目。調剤部門においては、調剤併設店舗数の増加(当中間連結会計期間末現在2,287店舗)により処方箋受付枚数が増加した。これらにより物販及び調剤合計の既存店売上前年比は堅調に推移。また、販管費の面では、生産性向上ツール導入による店舗オペレーションの効率化を進めることで、経費コントロールに注力した。
プロダクト戦略ではPB開発に加え、SNSを活用したZ世代向け情報発信等、デジタルマーケティング施策を実施。メディカルケア戦略では、3月にイオンタウン幕張西店にて開設した包括的ヘルスケアサービスブランド『Care Capsule(ケアカプセル)』における、管理栄養士による未病予防カウンセリングに加え、各種検査や健康測定サービスが好評を博し、順調に成果を上げている。また、7月から居宅介護支援事業所を日立本宮店にて併設し、ドラッグストア事業や介護専門事業会社との連携を開始した。
リージョン戦略では、ドラッグ&フードの進化モデルを8月末までに稲敷釜井店、つくば小茎店の2店舗でリニューアルオープンした。さらに、地域社会の課題に対し、地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」、移動販売車「うえたん号」及びウエルシアケアトランスポート株式会社にて新規に事業を開始した介護タクシー事業「ウエルタク」の活動など、地域社会へ安心・安全を提供するインフラ機能を今後も強化していく。
出店と閉店は、グループ全体で26店舗の出店と37店舗の閉店を実施し、当中間連結会計期間末の店舗数は3,002店舗となった。