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アサヒグループ食品、プレキッズ(1歳半〜6歳未満)市場創造へ

ベビーフードの新たな市場創造に向けアサヒグループ食品(川原浩社長)が動き出した。離乳食期間から脱した後のニーズに応えるべく、1歳半から6歳未満を「プレキッズ」とカテゴライズした商品開発を進めている。その第1弾として今夏、1歳半〜3歳未満をターゲットにした新商品「ぱくぱくプレキッズ」7アイテムを発売している。子供自身の嗜好性の高まりに応えるとともに、この時期に増える育休からの復職を念頭に、食事の準備等の負担を軽減を図る。

アサヒグループ食品は、アサヒフードアンドヘルスケア、和光堂、アマノフーズの合併によって2015年に誕生した、アサヒグループの食品事業会社である。その1社・和光堂は1906年の創業(前身の和光堂薬局)以来、ベビーフードを核に我が国の乳幼児の成長をサポートしてきた100年超のブランド。現在の和光堂ブランドは、育児用ミルク、ベビーフードから、シッカロールやスキンケアまで、乳幼児ケアのラインアップを幅広く有している。

ベビーフード市場は少子化の中でも緩やかに拡大しており、同社出荷金額も2017―24年比で128%に成長しているという。背景にあるのは女性の社会進出で、仕事をしながら育児を行う女性や、男性の育児参画により、時短や簡便性に優れたベビーフードの活用意識が一層高まっている。こうした意識に応えるべく和光堂ブランドは、食感・大きさ形状、製品設計の全てで「赤ちゃん品質」を追求し、今年も新商品を含む幅広いラインアップを展開している。

これまでベビーフードは、5ヶ月〜18ヶ月の離乳期に向けたラインアップが主流で、その後に訪れる、噛む、飲み込むといった機能の発展過程にある1歳半〜5歳代を対象とした商品が不足していた。ここに注目したアサヒグループ食品は、同期間をベビーでもない、キッズでもない「プレキッズ」とカテゴライズして商品開発を進めてきた。その第1弾が、1歳半から3歳未満をターゲットにした「ぱくぱくプレキッズ」となる。

食べ応えのある切り身を使用した「骨とりさばの味噌煮」

複雑な風味で嗜好性を強化したほか、形状を工夫するなどで、見た目や食感のおいしさを追求した。例えば「骨とりさばの味噌煮」はゴロッと存在感のある切り身を使用し、「野菜たっぷりハンバーグ」もハンバーグを従来比1.5倍に増量するなど、子供自身「食への欲求」の高まりに対応している。

プレキッズは、食の好き嫌いが増え食べムラも気になる時期で、親の2人に1人が「栄養」に関する不安を抱えているという。またこの期間は、育児休暇を前倒しして復職する時期とも重なっており、子供の食事の準備が大きな負担になっている。新商品「ぱくぱくプレキッズ」は、これらの課題に応え、時短と簡便性に配慮しつつ、栄養バランスがよくバリエーションも楽しめる商品となっている。

新発売を盛り上げる販促として、乳幼児むけTV番組の人気キャラクター「シナぷしゅ」とタッグを組み、SNS上でコラボキャンペーン(9月末まで)ほか、コラボCM動画の配信(12月まで)も展開する。また店頭では「シナぷしゅ」を配したトップボードや吊り下げ什器で新発売をアピールしていく。

商品名ぱくぱくプレキッズ
骨とり さばの味噌煮
ぱくぱくプレキッズ
白身魚だんごの中華あんかけ
ぱくぱくプレキッズ
ごろごろ具材のチキンカレー
特長大きなさばの切り身と甘味とコクのある味噌を使用。魚はお子さまに安心の骨取りタイプ。大豆と野菜入り白身魚のだんごを卵や野菜と絡めた中華風味のあんかけ。だんごはサイズや硬さに配慮しフォークで刺しやすい扁平型に仕上げたお子さまの味覚に配慮したオリジナルスパイスで味付け。チキンは柔らかく、野菜は食べ応えのあるサイズに仕上げた
内容量90g100g100g
価格オープン価格
全国
発売日
7月7日
商品名ぱくぱくプレキッズ
やわらか鶏のクリームシチュー
ぱくぱくプレキッズ
チキンと大豆のトマト煮
ぱくぱくプレキッズ
野菜たっぷりハンバーグ
ぱくぱくプレキッズ
野菜たっぷりキーマカレー
特長ほろほろとやわらかい食感の鶏肉を使用。シチューは甘味と旨味を引き出したお子さまの味覚に配慮し食べやすい甘味とトマトのわずかな酸味のバランスに仕上げた5種の野菜を練りこんだ食べ応えのあるハンバーグ。野菜が苦手なお子さまも食べやすい味つけ細かく刻んだ野菜や肉をじっくり煮込んで素材の旨味を引き立たせた
内容量100g100g100g100g
価格オープン価格
全国
発売日
7月7日

ご参考(アサヒグループサイトより):