総合メディカルが、経済産業省が推進する「令和6年度医療機関におけるPHR利活用推進等に向けた実証調査事業」に採択されたカケハシが取り組む「心不全症例の患者フォローアップと再増悪、再入院の予防」の課題に参加する。本事業では、がんと心不全の患者さんを対象に、副作用の重篤化や疾患の再増悪を防ぐため、患者ごとに個別化されたデータ「Personal Health Record(PHR)」を薬局が取得し、その情報をもとに各医療機関と連携して患者フォローを実施する。総合メディカルが運営するそうごう薬局グループの対象店舗でPHRを取得し、地域の医療を支える医療機関とともにPHR活用を通じた治療効果の最大化を目指す。
本事業では、カケハシが提供する患者フォローシステム「Pocket Musubi」を活用し、薬局が患者さんの副作用や体重の変動、服薬状況などに関する個別化されたデータ(PHR)を取得し、病院と連携し適切なフォローを行うことで、治療効果の最大化を目指す。埼玉医科大学国際医療センター、自治医科大学附属病院、聖隷浜松病院と浜松医療センター、倉敷中央病院をそれぞれ中心とする4つのフィールドで、病院や複数の薬局とコンソーシアムを組成し、事業を推進する。