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大阪大学とサントリーが連携し「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始

大阪大学の3つのキャンパスで
ペットボトル「資源」の循環を促進


サントリー食品インターナショナルは、大阪大学と連携し、大阪大学の3つのキャンパスで集められた使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1を4月より開始する。

※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと

●取り組み実施の背景
サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」を目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきた。ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っている。またパートナーの大阪大学は、民間の強い意志と資金で1931年に創設されて以来、社会との共創を通じて、人類が直面する課題に真正面から挑み続け、「いのち」と「くらし」を守る強靭で持続可能な未来社会を切り拓くことを目指している、「ペットボトルを資源として循環させていくことで、持続可能な社会の実現に貢献する」という両者の思いが一致し、このたびの取り組みに至った。

●取り組みについて
大阪大学の箕面キャンパス・吹田キャンパス・豊中キャンパスで集められた使用済みペットボトルをサントリー食品インターナショナルの飲料用ペットボトル容器として再生・使用することで「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現する。今回の取り組みにあたり、大阪大学と協働で制作したオリジナルリサイクルステーションをそれぞれのキャンパスに順次設置し、利用者にパネルなどでペットボトルの分別投入の啓発を実施する。また、今後プラスチックの循環推進等の教育啓発も連携して行っていく予定。

〈大阪大学〉
大阪大学は、「地域に生き世界に伸びる」をモットーとして、社会の安寧と福祉、世界平和、人類と自然環境の調和に貢献することを掲げ、教育研究活動を進めてきた。とりわけ現在は、「『いのち』にむきあう」を教育研究の根幹に据え、「いのち」を「まもる」、「はぐくむ」、「つなぐ」の三つの視点に立ち、「生きがいを育む社会」の実現を目指す世界屈指のイノベーティブな大学として、SDGsの実現についても、多様な組織や人々との共創のネットワークを広げている。

ーーサントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※2したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※3するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきた。2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材等を使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を推進していくという。

※2 メカニカルリサイクルとして
※3 協栄産業(株)など4社で共同開発