クリエイトSDホールディングスが1月9日に2024年5月期第2四半期決算を発表した。売上高2074億5100万円(前年同期比10.7%増)、営業利益98億5200万円(同6.7%増)、経常利益101億9100万円(同7.8%増)、親会社に帰属する当期利益68億7500万円(同7.2%増)となった。
原材料価格・エネルギー価格の高止まり等により、消費者の生活費負担及び節約志向が一段と高まりを見せる中、 同社グループは、地域の顧客・患者の健康と生活を支えるライフラインとして、いつ来てもお求めやすい価格で 提供するEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策を継続推進してきた。また、ワンストップ・ショートタイ ムショッピングの実現を目指し、調剤薬局の併設や、生鮮食品を始めとした食品の品揃え強化を推進し、小商圏にお ける利便性及び専門性の向上に引き続き取り組んだ。
新型コロナウイルス感染対策商材の需要減が見られた一方、総合感冒薬や化粧品需要の増加、前期に引き続き生活必需品を始めとしたEDLP施策が奏功したこと等により、既存店売上・客数は堅調に推移。調剤部門においては、診療報酬及び薬価改定の影響があったものの、調剤薬局の併設推進および対人業務の強化に取り組んだ結果、処方箋応需枚数は堅調に推移した。その結果、売上高・利益は前年同期・計画を上回り、増収・増益なった。
ドラッグストアの新規出店は16店舗。一方で契約期間満了により2店舗、経営 効率化の観点から1店舗の計3店舗を閉鎖。調剤薬局の新規出店は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を18店舗、医療モール併設の調剤専門薬局を1店舗開局した。また、下期はドラッグストア28店舗(通期44店舗)、調剤薬局29店舗(通期 48店舗)の出店予定。