クスリのアオキホールディングスは1月9日、スーパーよどばし及びヒバリヤとの間で、スーパーマーケット3店舗の事業譲渡契約を結ぶことを決議した。1月5日に開かれた取締役会で締結され、その他にウッドペッカーが運営する岐阜県のホームセンター1店舗の事業譲渡契約、愛媛県を中心に食品スーパーを運営するママイの株式を取得し持分法適用会社化することも発表している。
クスリのアオキホールディングスは北信越を中心とした23府県でドラッグストア912店舗(内調剤薬局併設577店舗)、専門調剤薬局6店舗、スーパーマーケット1店舗の合計 919 店舗を展開しており、食品の販売強化および大型ドラッグストア店舗での生鮮三品の取り扱いも行っている。
スーパーよどばしとグループ会社のヒバリヤは静岡県富士宮市を中心に食品スーパーを展開。スーパーよどばしは「よどばしD’S」3店舗、ヒバリヤは「ヒバリヤ新鮮市場」など9店舗を運営している。今回、クスリのアオキに事業譲渡する店舗はスーパーよどばしが運営する「よどばしD’S田中町店」(富士宮市田中町)、「よどばしD’S万野原店」(富士宮市万野原新田)、「よどばしD’S三園平店(静岡県富士宮市三園平)の3店舗。
この度、クスリのアオキホールディングスにより、スーパーよどばし及びヒバリヤからスーパーマーケット3店舗を同社子会社のクスリのアオキが譲りうけ、食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えとドラッグストアの持つヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、また処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせていくべく、今後譲渡された店舗の改装計画の実施を進めていく。
また、1月5日に開かれたクスリのアオキHDの取締役会では、岐阜県のウッドペッカーよりホームセンター1店舗をクスリのアオキに事業譲渡することを決議した。なお、事業譲渡される「ホームセンターウッドペッカー」(岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原)は2024年2月20日をもって閉店することになっている。
取締役会では、愛媛県を中心に食品スーパー15店舗を運営するママイの株式を33.4%取得し、クスリのアオキHDの持分法適用会社化することも決議された。
クスリのアオキHDにとってママイの株式取得は四国地方という新規エリアへの進出の足掛かりとなる。同社では今回の株式取得はグループに迎えるための準備と位置付けており、子会社のクスリのアオキとママイの統合を予定している。