日本薬業研修センターが実践女子大の登録販売者試験対策講座を担当
日本薬業研修センターが、実践女子大学の在学生および卒業生向けの資格取得応援講座「登録販売者試験対策講座」を担当することになった。今年9月の受験を想定し、5〜7月までの月2回、土曜日の午前中に100分を2コマ、計12コマを受け持つ。同センターは昨年度もさいたま市の女性求職者支援として「登録販売者受験対策講習」を行っており、今後は他の公的機関、大学等でも同様の講習・講座が増えるものと予想される。
実践女子大学で食生活科学科を専攻した学生は、国家資格である管理栄養士を取得して社会に出るが、就職先のドラッグストアが登録販売者試験を受けさせるケースも多いという。卒業生らのこうした声を受け今回、実践女子大学生涯学習センターが、日本薬業研修センターに講座の担当を依頼した格好である。
5月14日の講座初日の受講者は対面(日野キャンパス、東京都日野市)とリモートを合わせ17名だったが、内訳はほぼ在学生で、食生活科学科の他、別過程の短大や文学部系の学生が参加するなど関心の高さが伺えた。これを受け同センターは、管理栄養士専攻ではない一般の受講者を想定した講義内容の修正をおこなっているという。
【日本薬業研修センター概要】
わが国の医薬品メーカー・卸・小売からなる日本薬業連絡協議会の教育機関。2007年設立、2009年に一般社団法人に名称変更。センター長は中込 和哉氏。薬業界全体の資質向上のための研修・教育を行う教育専門機関として活動するほか、薬事、制度・法律などの切れ目のない情報の収集・提供を行う。医薬品登録販売者試験対策セミナー、登録販売者資質向上研修、健康サポート薬局研修、地域連携薬局研修などを開催。