マイサイズに新たなブランドシリーズが登場した。
食事制限の状況にあっても「おいしいものを食べたい」という願いは皆一緒だ。身近に情報があふれ選択するのが難しい中で、薬局の薬剤師や管理栄養士が正しい情報とともに勧めることで「安心」という満足感も得られる。健康という餡を、美味しさという皮で包んだ「マイサイズ ホールケア」は心の満足感をも満たそうとする。健康に関わる生活者の困りごとを解決すること―。ホールケアシリーズの使命とともに、その価値を伝えてくれる薬局薬剤師、管理栄養士との輪を広げていくことが命題と掲げる、大塚食品製品部マイサイズ担当PMの江藤晃嗣さんに伺った。
Q 商品コンセプトと開発の背景について
「健康を気遣う方が心から満足できる一皿を。」がコンセプトです。
食と健康への関心が高まっている昨今、満足感ある健康的な食事が求められています。マイサイズ ホールケアは様々な栄養課題へ対応し、かつ、おいしさそして具材感といった満足感を追求したお食事を提案するブランドです。
ホールケアは英語ではWHOLECAREと表記し、“全てへの気配り”を意味しています。健康、そして食としての楽しみなど全てへ気配りした製品でありたいとの想いを込めています。
Q 従来シリーズからの新たな視点・方向性について
「いいね!プラス」は、薬局に来局されるお客様の声より開発した製品です。
それに対し、ホールケアシリーズは、現状の健康課題を大局的に見つめ直した上で、食事として求められるおいしさ・満足感に着目し、追及した新製品になります。
具体的には大きな具材を使ったり、その具材を多くしたりすることで、食事として満足感ある仕様に仕立てており、もちろんソースにもこだわって味作りをしました。
Q マイサイズの開発・発売当時(2010年)と、マイサイズ ホールケア発売の今日で、消費者の志向やニーズの変化をどう捉えていますか?
デジタルツールの普及で健康・栄養に関する情報へ気軽にアクセスできるようになり、健康維持における食事管理の大切さについて、関心・理解が深まっていると感じています。
弊社が独自に行っている調査におきましては、生活者が食と健康に関してどう考えているかを追っており、栄養・健康に関するトレンドをウォッチしていますが、健康的な食事へのニーズ、特に個々の栄養課題に対する食のニーズは高まっていくと予測しています。
Q 少子高齢化、健康寿命延伸などを背景に、ドラッグストアや調剤薬局の役割がますます重要視される中で、「マイサイズ ホールケア」(商品と情報)を通じて地域薬局に期待することは?
食と健康の結びつきについて、その大切さを薬剤師さん、管理栄養士さんを通じて伝えることができるのが薬局、ドラッグストアの強みであると思います。信頼できる薬剤師さん、管理栄養士さんからの正確な情報というのが、情報があふれている中の判断軸として今後ますます大事になっていくと考えます。
地域の健康ステーションとして健康に関する情報を伝えていただく際、具体的にどうしたら良いか、そのソリューションとしてマイサイズホールケアなど、食事のサイズが分かりやすいマイサイズシリーズをおススメいただき、生活者の健康に貢献できればと考えています。
Q 今後の展望と取り組みについて
パーソナルミールソリューション市場の伸長予測の通り、食と健康に関し、ニーズのパーソナル化は進んでいくと捉えています。そのような中、食事のサイズが分かりやすいマイサイズとしては、生活者の気になる栄養素に着目し、おいしく続けられる食事管理として手に取っていただけるよう活動を進めてまいります。
(石川 良昭)