カルビー(伊藤秀二社長兼CEO)が、 治療しながら働くがん罹患者がいきいきと働くことができる職場や社会の実現を目指す、がんアライ部が主催する「がんアライアワード2022」で、最高位の「ゴールド」を受賞した。就労との両立支援の中で、一人ひとりに寄り添う当事者を中心としたサポート体制が整っていることや、 治療と仕事の両立を支援する風土づくりを支援していることなどが評価された。同社の「ゴールド」受賞は昨年に引き続き2度目。
がんと仕事の両立支援に関する今年度のカルビーの主な取り組み
■定期的な情報発信(2022年4月~)
がんに関する基礎知識をまとめた「CalCAN’s(カルキャンズ)レター」を保健師から四半期ごとに発信。イントラネットで全社配信するほか、工場内での掲示を促し、オフィス勤務者のみならず全社単位でがんに対する理解の浸透を促進した。また、レターの末尾に保健師限定のメールアドレスを掲載し、相談しやすい風土の醸成を図ってきた。
■社内啓発を目的としたイベント実施(2022年6月)
がんサバイバーが講師となり、自身の罹患経験を語る社内オンラインイベントを開催。さまざまな部署から約40名が参加(アーカイブ録画も公開)し、事後に実施したアンケートで全員が「学びにつながった」と回答。社員が自分事に置き換えて理解する契機となった。
■がんサバイバーとサポーターの社内コミュニティ活性化(2022年9月)
がんサバイバー社員と、罹患者を積極的にサポートしたい社員の集まるコミュニティ「Cal CAN’s」の設立1周年を記念したオンラインミーティングを実施し、活動の振り返りと今後に向けたディスカッションを行った。がん罹患者や悩みを持つ人が相談しやすい環境づくりに向け、新たな施策の検討および実行に向けた活動をしている
参考:「がんと仕事の両立支援に関する当社の取り組み」(継続)
https://www.calbee.co.jp/newsrelease/211130.php
がんアライ部について
治療しながら働くがん罹患者がいきいきと働くことができる職場や社会を実現するため、民間プロジェクトとして2017年10月に発足。「がんと就労」問題を解決するための勉強会やがんを治療しながら働くことを理解するイベントなどを開催し、がん罹患者が働きやすい環境づくりをサポートしている。「がんアライアワード」は2018年から開催され、がん治療をしながら働く人を応援する企業・団体を表彰している。
2022年のゴールド受賞は27社(アイバイオテック/朝日航洋/アートネイチャー/オカムラ/花王/カルビー/九州日立システムズ/クレディセゾン/コロプラスト/サッポロビール/狭山ケーブルテレビ/ジェイエイシーリクルートメント/四国日立システムズ/大鵬薬品工業/名古屋銀行/日鉄興和不動産/日本オラクル/野村アセットマネジメント/野村證券/日立システムズ/日立システムズエンジニアリングサービス/日立システムズフィールドサービス/ファンケル/富士通ゼネラル/ブラザー工業/ポーラ/丸井グループ)、ほかシルバーは19社、ブロンズは5社。
がんアライ部ホームページ :
https://www.gan-ally-bu.com/report/3367