株式会社ロッテ(中島秀樹社長)は2025年10月22日(水)、福岡市(高島宗一郎市長)、一般社団法人 福岡市歯科医師会(吉兼透会長)と「市民の咀嚼力向上事業推進にかかる協定」を締結した。三者が連携・協力し、福岡市民の歯及び口腔の健康づくりの推進に向けた取り組みを通じ、市民の健康的な生活の実現を図る。

●本協定の主な内容
1. 「噛むこと」の大切さと正しい知識の普及啓発に関すること
2. 口腔機能の獲得、維持及び向上のための正しい知識の普及啓発に関すること
3. 福岡市が実施する咀嚼力向上事業に関すること
4. その他、上記の目的達成のため必要な事項に関すること
●協定締結式
1. 実施日 2025年10月22日(水)
2. 実施場所 福岡市役所
3. 出席者 福岡市 市長 高島 宗一郎/福岡市歯科医師会 会長 吉兼 透/ロッテ 九州統括支店 統括支店長 中村 貴宏


ロッテ 九州統括支店 統括支店長 中村 貴宏 氏 コメント
今回、 福岡市が目指す「人生100年時代。よく噛むことで日々の生活をもっと豊かに。」の実現を図ることを目的に、 福岡市、福岡市歯科医師会と三者協定を締結しました。福岡市とは2022年より「オーラルケア28プロジェクト」にて咀嚼力アップ事業で参画させていただいて以来、福岡100パートナーズ企業としても登録させていただくなど、多大なご縁を感じております。オーラルフレイル対策や、成人の方々を対象とした歯と口の健康啓発活動、幼児期の口腔機能の発達や歯の健康維持など、全年齢的な取り組みについて、ロッテ独自の強みや技術を活かし、皆様の健康づくりの推進に貢献したいと考えております。当社のサステナビリティ目標「ロッテ ミライチャレンジ 2048」では、「噛むこと」による健康増進の普及を目標のひとつに掲げており、「噛むこと」と健康に関する研究と啓発活動を推進しています。また、キシリトールを用いた幼児期の歯の健康維持などの活動にも取り組んでいます。

参考資料 オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは「お口のささいな衰え」のことを意味する。口腔機能のささいな衰えを放置したり、適切な対応を行わないままにしたりすると、栄養のバランスが崩れ、全身の衰えにつながると考えられており、“老化のはじまりを示す重要なサイン”として注目されている。実際に、高齢者を対象に口腔機能をチェックし、継続的に調査をしたところ、オーラルフレイルの人は2年後の「身体的フレイル」、「サルコペニア」などの身体機能低下、そして4年後の「要介護認定」「死亡」のリスクが約2倍に高まるという結果※1が報告されている。
※1 出典:Tanaka et al. J GerontolA Biol Sci Med Sci. 2018;73(12):1661-1667