株式会社クスリのアオキホールディングスが10月2日、2026年5月期第1四半期決算を発表した。
ドラッグストア業界は、夏場の猛暑による季節品の需要増加やインバウンド需要の継続によって、一部のカテゴリーで販売が好調に推移した。しかしながら、異業種からの新規参入を含めた競争は激化しており、集客のための価格競争や、利便性を追求した多様なサービス展開が求められるなど、同社を取り巻く経営環境は厳しい状況が続いている。
こうした中、同社は調剤併設率の向上に加え、生鮮食品を含めたフードカテゴリーの拡充をさらに進めることで、「フード&ドラッグ」によるワンストップショッピングが可能な店舗形態への転換を加速させてきた。
店舗の新設は、ドラッグストアを北信越に1店舗、関東に4店舗、東海に2店舗、関西に2店舗、四国に2店舗の合計11店舗を出店し、さらなるドミナント化を推進。なお、2025年6月2日付で、食品スーパーを展開する株式会社ミワ商店(香川県)の全株式を取得し、連結子会社にした。これにより、当第1四半期連結累計期間末の同社グループの店舗数は、ドラッグストア1,015店舗(うち調剤薬局併設664店舗)、調剤専門薬局6店舗、スーパーマーケット21店舗の合計1,042店舗となった。