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【最速レポート】第25回JAPANドラッグストアショー【8月8日】

  「第25回JAPANドラッグストアショー」が8月8日(金)に開幕した。3日間にわたり、ドラッグストアの最新商品とコンテンツ、そして25年先を見据えた未来志向のヘルス&ウェルネスが披露されるドラッグストアショー。実行委員長を務める米原まき氏は「皆様に最高の未来、そして笑顔を届けたい」と力強く呼びかけ、ドラッグストア業界関係者は一丸となってその熱意に答えた。初日のドラッグストアショーはビジネスデーの活気にあふれ、昨年比で約130%(初日終了後の概算)の来場者が詰めかけ、米原実行委員長が目指す「総来場者10万人達成」へ好スタートを切った。ドラッグストアショーの1日目、8月8日(金)の模様を速報でお伝えする。(取材=中西陽治)

JACDS塚本会長「〝最高の未来を届ける〟をDgSショーで体現する」

 開会式に登壇した日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の塚本厚志会長は、今回のショーのテーマ「地域の皆様に最高の未来をお届けする――ドラッグストアでセルフメディケーション〝NEXT25”――」に触れ、「最高の未来をお届けする。大胆で大それたテーマかもしれないが、非常に分かりやすいメッセージ。これを3日間で皆さんにお伝えできると信じている」と語り「このショーは、業界の最新の動向および商品とサービスを皆さんにご紹介する場として開催されている。JACDSも、ご来場者と出展社企業とが新たな出会いと情報交換のチャンスにつながるよう精一杯努めていく。出展社の皆さんもこのショーを盛り上げて、共に楽しんでいただきたい」をショーに込めた思いを語った。

米原実行委員長「ショー3日間を〝笑顔〟であふれる場に」

 

 続いて登壇した「第25回JAPANドラッグストアショー」実行委員長である米原まき氏は、「この記念すべき25回目のドラッグストアショーがご協力いただいた皆さんのおかげで、広い東京ビッグサイトがにぎやかに満たされた。私自身もその模様を見て、とにかくこの3日間を全力で頑張ろうと気合が入っている。ショーのテーマは『地域の皆様に最高の未来をお届けする』 とさせていただいたが、私はこの〝未来〟に〝笑顔〟という意味も込めている」と語り、ショーに関わる全ての人に「最高の笑顔を届ける」ことを約束した。

 

全員で「ワッショイ!!」三唱 一丸となってショーを盛り上げる 

 そして集まった業界関係者に向け、「ドラッグストアに求められる役割は日々変化している。これからの時代は、単なる商品軸だけでなく、健康相談や情報発信といったものを提供して、地域の皆様に元気にする。これをすべてのドラッグストアが取り組まなければならない。未来を創る、その一歩をここに集まっているドラッグストア業界に関わる皆さんと一緒に踏み出したい」と語った。

 期待が膨らむショーの開催直前に米原まき実行委員長は「とにかく開催前の熱気に驚いています。私はドラッグストアショーは年に一度のお祭りだと考えている。このお祭りに欠かせない言葉を、ここにいる皆さんとご唱和したい」と、開会式に詰めかけた満員の関係者に呼び掛ける。

「ワッショイ!!」は今年のショーを象徴する掛け声になった

 そして全員で未来に手を伸ばすがごとく両手を高く挙げ、東京ビッグサイトの端まで届く声で「ワッショイ!!」と三回叫び、大興奮でドラッグストアショーのスタートを切った。そしてその興奮冷めやらぬ中、出展社代表として登壇したシオノギヘルスケア社長の中川ゆう子社長と、副実行委員長の尾池勇紀氏をとともにテープカットを行った。

ドラッグストアの「次の25年」を見据えた課題と展望を共有

 いよいよスタートした「第25回JAPANドラッグストアショー」。

 開会式のあとには塚本会長が「これからの25年を背負って立つ」と期待するドラッグストア若手経営者を交えた「これからのドラッグストアの話をしよう~セルフケア・セルフメディケーション推進とNEXT25~」をテーマとしたパネルディスカッションが開催された(詳報は後日掲載)。

「これからのドラッグストアの話をしよう~セルフケア・セルフメディケーション推進とNEXT25~」

 イベントステージは盛り上がりを加速させ、お昼を挟んで「ドラッグストアNEXT25に向けた取り組み~これからのセルフメディケーション」について女優のとよた真帆さんと米原実行委員長のトークショーが行われた。

「ドラッグストアNEXT25に向けた取り組み~これからのセルフメディケーション」

 また今回注目の「フェムケアゾーン」では、ドラッグストア企業とメーカーによる記者会見が開催され、昨年を上回る女性メディアおよび参加者が詰めかけた。

国民の声に応え続けてきたドラッグストア 一般デーでもその真価を示す

 毎年のように猛暑日が続く夏。しかも会場となる東京ビッグサイト東ホールの半分は改装中――「果たして今年のドラッグストアショーは」という筆者の思いは杞憂だった。出展社が「ワッショイ!!」三唱で一丸となり、その盛り上がりを来場者と共有する。ブースもお祭り感のある仕掛けで来場者を巻き込んでいく姿が印象的だった。

 あるドラッグストア経営者が「セルフケア推進にはインセンティブが要る。エンターテイメント性か恐怖かだ」と言っていた。それに倣うと、「最高の未来」に必要なのは、病気を恐れて仕方なく対策するのではなく、現実をしっかりと見据えて〝楽しんで健康になる〟ことにあるのだろう。

 「地域の皆様に最高の未来をお届けする」――、ドラッグストアが責任と誇りととも掲げたテーマ。塚本会長は「ドラッグストアがここまで成長できたのは、ひとえにお客様、国民の期待に応え続けてきたからだ」と語っている。その真価と進化がこの3日間の「第25回JAPANドラッグストアショー」で証明される。ドラッグストア業界関係者はもちろん、すべてのヘルス&ウェルネスに興味関心がある方は、ドラッグストアショーにぜひ足を運んでほしい。