皮膚科学領域に特化する製薬会社・マルホ株式会社(杉田淳社長)は、巻き爪患者の病院受診を促す啓発プロジェクト「巻き爪をガマンしないで!PROJECT」の一環として、7月10日の「巻き爪を知る!治す!予防する!日」に向けて、50代以上のシニア世代を対象に、挑戦意欲と足・爪の健康に関する調査を実施した。
今回の調査で、「年齢にとらわれず、自分らしく生きたい」「新しいことに挑戦するのに年齢は関係ない」と考えるシニアが9割を超える結果となり、旅行・運動・情報発信などに意欲的な「令和シニア」の姿が浮かび上がった。一方で、約7割の方が「足や爪の不調」によってやりたいことを諦めた経験があることも判明。なかでも巻き爪などによる「歩行の痛み」「靴が履けない」「おしゃれを控える」など、身体的な制限が行動意欲にブレーキをかけている実態が明らかになっている。
※当リリースでは、テクノロジーに前向きで、行動力や好奇心を持ち続ける50〜70代のシニア層を「令和シニア」と定義している。
❶ 約9割以上のシニアが「年齢にとらわれず、自分らしく生きたい」と回答! テクノロジーや趣味に前向きな「令和シニア」が多数派に
今回の調査では、98%の人が「年齢にとらわれず、自分らしく生きたい」と回答し、「年々挑戦したいことが増えている」と答えた人は82%、「スマホやインターネットを使いこなしたいと思っている」人も98%にのぼった。趣味やテクノロジーに前向きな“令和シニア”の姿が多く、挑戦を楽しもうとするシニアが、少しずつ増えてきているようだ。
❷ 挑戦したい趣味・活動 1位は「旅行(79%)」、2位「運動(71%)」という結果に 「動画編集・写真加工(31%)」「YouTubeやSNSなどの発信活動(21%)」への 関心もみられ、テクノロジーや情報発信への意欲も垣間見える結果に
今後挑戦してみたい趣味・活動について尋ねたところ、最も多かったのは「国内・海外旅行(79%)」、次いで「ピラティス・ヨガ・ウォーキングなどの運動(71%)」という結果に。さらに、「パソコンやスマホを使った創作(動画編集・写真加工など)」に興味がある人は31%、「YouTubeやSNSなどの発信活動」に興味があると答えた人も21%となり、情報発信やテクノロジーへの意欲も垣間見える結果となった。「自由な時間が増えるからこそ、新しいことに挑戦したい」「今の自分だからこそ楽しめることを見つけたい」といった、令和シニアならではの前向きな価値観がうかがえる。
❸ しかし65%が「足や爪の不調」を理由に挑戦を諦めたと回答! 「おしゃれ」「運動」「旅行」などを諦めた人が多く、 足元のトラブルが行動と気持ちの両面にブレーキをかけていたことが明らかに
一方で、足・爪の痛みや不調によって何かを諦めたことはあるか、という設問に対し、あると回答した人は65%という結果に。諦めたものとして、「おしゃれや外見のケア」「運動」「旅行」といった声が寄せられ、行動だけでなく気持ちの面でも影響を受けている様子がうかがえた。また、「足・爪の不調がきっかけで気持ちが消極的になった」と回答した人は56%にのぼり、行動意欲がありながらも、足元の不安がその一歩を踏み出す妨げとなっている実態が明らかになりなっている。
❹ 自身を巻き爪と認識している方は69%、 そのうち62%は病院を受診せず、放置やセルフケアで対応していることが判明 「どの病院・医院に行けばよいかわからなかった」「治療が痛そう」といった声も
巻き爪になったことがある、現在も巻き爪である人は全体の69%だった。足や爪の不調を感じたとき「ネイルカット・削るなど自分で対処した」「様子を見た」「市販品で対応した」と、放置やセルフケアで対応している人がいることが判明。自身を巻き爪と認識している人のうち、病院を受診したことがない人も62%おり、理由として、「どの病院・医院に行けばよいかわからなかった」といった声が目立った。巻き爪によって歩行や靴の着用が困難になり、結果として行動範囲を狭めてしまう人も少なくないことから、こうした“受診の壁”を下げる啓発が求められる結果となった。
❺ 「巻き爪治療によって、挑戦したいことにチャレンジできる」と回答した人は70%! 行動意欲はあるのに、“足元の不安”がブレーキに・・・ 正しい治療が、シニアの「前向きな毎日」を後押しする可能性も
自身が巻き爪の場合、巻き爪を治療することで「再び挑戦したいことにチャレンジできると思うか」と尋ねた設問では、70%が「そう思う」と回答。足元の不調が行動の妨げとなる一方、正しいケアと医療機関での治療によって、生活の質や前向きな気持ちが取り戻される可能性があることもうかがえる。
調査名称:「挑戦したいこと」と「足・爪の健康」に関する調査
調査期間:2025年6月6日(金)
調査方法:アンケート回収
調査対象:「ハルメク×マルホ オンラインイベント」 アンケート回答者100名
条件 :巻き爪を主とした足に悩みをもつ50〜70代の人
巻き爪の正しい知識と医療機関での診断・治療を啓発するため、マルホは2020年4月より医療機器事業部(現:診断薬・医療機器事業部)を立ち上げ、医療機関を対象に巻き爪矯正具(医療機器)や巻き爪治療用剤(医療用医薬品)を販売し、巻き爪治療の大切さを訴求してきた。またWebサイトに巻き爪専門サイトを立ち上げ、専門家の監修のもと正しい情報を発信するなど、巻き爪患者が正しい情報を得て、治し、予防することで、活動的な日常をふみだすことを応援している。
■「巻き爪をガマンしないで!PROJECT」開始! 7月10日を『巻き爪を知る!治す!予防する!日』記念日に
プロジェクトの一環である記念日『巻き爪を知る!治す!予防する!日』は、10を時計回りの横にしてみると、巻いていない爪・指の形に見えること、また、夏本番に向けて外出が増え素足の露出が多くなり、爪を意識しだすことから、7月の10日に制定された。
(プロジェクトサイトは右のURLから:https://www.maruho.co.jp/kanja/makizume/project/)
現在、医療機関で巻き爪に対して行われている治療は「矯正治療」が中心(保険外)。さまざまな器具を使って爪を本来の形に近づけることにより、爪が皮膚を圧迫・刺激するのを防ぎ、痛みや炎症が起こらないようにする。矯正治療にもさまざまなタイプがあり、爪に装着するタイプ、ワイヤーを留置するタイプ、プレートを接着するタイプなどがある。市販されている矯正グッズもあるが、医療機関で使用されるものは一般的に矯正力が強く、また、症状に併せてサイズや矯正力を調節できるものが多い。
一般的に3~6ヵ月と治療には長期を要する矯正治療だが、外用薬を塗布することで一時的に爪を軟らかくし、矯正治療の期間を短縮する方法もある。このような治療ができる巻き爪診療施設リストはマルホのホームページで検索できる。
マルホのHPはこちら(https://www.maruho.co.jp)