ヘルスケア情報サイト「Hoitto! ヘルスケアビジネス」(ヘルスケアワークスデザイン株式会社)

【アイリスオーヤマ】ベビー用品拡充へ

初の赤ちゃん用紙おむつ「Genki!」予約販売開始

 アイリスオーヤマは、富士裾野工場(静岡県裾野市)で赤ちゃん用紙おむつ「あんしんGenki!パンツ」の本格生産を開始。6月16日(月)よりアイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」にて予約販売を開始した。

 「令和6年(2024)人口動態統計月報年計」(厚生労働省)によると、2024年の出生数は68万6000人あまりと統計を取り始めて以降最少となり、少子化が深刻化している。
 一方で、赤ちゃん用紙おむつは、すべての子育て家庭にとって日々必要な生活必需品あり、アイリスオーヤマが実施した子育て家庭向けの調査結果(2024年11月25日 ~ 2024年12月3日:子育て家庭435名対象)では、毎月の子育て費用は平均で約2万円、そのうちおむつ代が約2割を占めていることがわかった。
 この調査を踏まえ、アイリスオーヤマは良質な赤ちゃん用紙おむつを、より手頃な価格で提供することで、子育て家庭の経済的負担軽減と健やかな子育て支援に着手する。

 新製品の赤ちゃん用紙おむつ「あんしんGenki!パンツ」は、同社がこれまでにマスクやウェットティッシュ、ペットシーツなどで培ってきた不織布の知見を活用している。
 シルキーエンボス製法により不織布の表面の盛り上がりを大きくすることで、ふわふわ・もちもちのやわらかい肌触りを実現し、赤ちゃんの肌への負担を軽減。
 また、全面通気シートを採用することで、ムレを防ぎ、赤ちゃんの肌を快適に保つ。

 今回発売される商品は「あんしんGenki!パンツ」の商品名で、サイズ展開はM・L・BIG・BIGより大きい、の4ラインアップ。発売日は7月上旬となっている(※L・BIGは7月1日発売)。価格はオープン。

 アイリスオーヤマは「今後は、赤ちゃん用紙おむつを起点に、ベビー用品や衛生用品のラインアップを拡充し、子育て家庭との接点を広げることで、日常生活における製品とサービスの提供機会を創出します。当社は、2030年にヘルスケア事業全体で売上高約400億円を目指しており、今後も、生活者の暮らしに密着した商品開発を通じて、快適で安心できる暮らしの実現に貢献していきます」としている。

 アイリスオーヤマは王子ネピアから2024年11月21日付で国内赤ちゃん用おむつの一部の生産設備を取得し、王子ネピアが国内で販売する「Genki!」ブランドのライセンス契約を11月25日付で締結している。アイリスオーヤマは、富士裾野工場の一部を改修し、2025年上旬を目途に赤ちゃん用紙おむつの生産を開始を予定していた。