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LDH×帝人フロンティア、プロジェクト始動!

ライブ会場でプラ繊維衣料回収、Tシャツ、グッズへの転換も

エンタテインメント事業を展開する LDH JAPAN(五十嵐広行会長兼社長、以下 LDH)と帝人フロンティア(平田恭成社長)が、サステナブルな社会の実現を目指し、LDH が展開する事業の中で、循環型リサイクルの取組みや、環境教育、啓発活動などを協力して行うプロジェクトを開始する。

LDHが掲げる「Circle of Dreams 夢を信じ、夢をつなぎ、夢を循環させ、ひとりでも多くの人と Love, Dream, Happiness をわかちあう未来へ。」というパーパスと、帝人フロンティアのポリエステルリサイクル技術や繊維製品の技術開発力と、資源循環の取組みのノウハウを活用し、サステナブルなエンタテインメント事業の構築を通じて、循環型社会の実現を目指す。

1.背景
(1)LDH では「Dreams For Children」という社会貢献のテーマを掲げ、子どもたちが夢を持ち、夢に挑戦し、夢を叶えることについてエンタテインメントを通じて応援し、子どもたちが輝く社会になることを目指して活動してきました。集まったたくさんの人たちの夢を繋げ、世代を超えて夢の力をリアルな力に変え、世の中に貢献していくために、2023 年には EXILE 橘ケンチを中心に「Social Innovation」チームを立ち上げ、社会課題解決を目的とした「地域共生」「社会貢献」分野の活動を強化。サステナビリティの実現に取り組んでいます。

(2)一方、帝人フロンティアは、1995 年からリサイクルポリエステル繊維「ECOPET」の販売を開始し、その後も新しいケミカルリサイクル技術や、それまで困難であったポリエステル衣料品からポリウレタン弾性繊維を除去する技術を開発するなど、長年にわたりポリエステルのリサイクル技術を磨いてきました。さらに、実社会で衣料品を資源として循環させるために、使用済みポリエステル繊維製品を回収し、ケミカルリサイクルによってポリエステル繊維に戻し、再び繊維製品として販売するという仕組み作りも進めています。

(3)こうした中、資源の有効活用と循環型リサイクルを実現させ、サステナブルな未来を創造するという両社の目指す方向が合致し、それぞれが持つ発信力や、技術、実績をもとに、両社協力して取組んでいくこととしました。

2.今回のプロジェクトについて
(1)2010 年からスタートした、LDH が主催する小学校4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP」において、2025 年シーズンから帝人フロンティアがオフィシャルスポンサーとして参加し、リサイクルポリエステル繊維を使用した記念品の提供や使用済み衣料品のテスト回収を実施し、参加する子供たちに向けて循環型リサイクルの必要性などの理解浸透を進めます。

(2)本年 3 月から全国で 8 公演実施する LDH 所属アーティスト「EXILE」のライブツアー「EXILE LIVE TOUR 2025 “WHAT IS EXILE” 」の会場で、使用済みポリエステル繊維衣料品の回収ブースを設置して分別回収するとともに、「繊維 to 繊維」の仕組みや技術を紹介します。この取り組みは、今年始動した EXILE の新プロジェクト「PROJECT EXILE」の第 6 弾となります。

(3)さらに、LDH が展開する事業において、使用済みポリエステル繊維製品の回収やリサイクルに関する啓蒙活動を実施するとともに、今後はメンバーやファンとの絆で回収されたポリエステル繊維製品を帝人フロンティアが再びポリエステル繊維へリサイクルし、そのリサイクル繊維を使用したツアーTシャツやグッズなどに生まれ変わらせて、ファンの方々へ届けることも計画しています。