アサヒグループ独自乳酸菌「CP2305ガセリ菌」を海外市場で販売開始

ADM WILD VALENCIA社と供給契約、
主に北米･欧州･アジアで展開

アサヒグループ食品（川原浩社長）はこのほど、ADM WILD VALENCIA社（スペイン･バレンシア州、以下ADM社）との間で、アサヒグループが保有する乳酸菌「CP2305ガセリ菌」について、海外市場における供給契約を締結した。3月からADM社が主に北米･欧州･アジアの食品メーカーに向けて販売を開始し、最終製品としてはサプリメントや健康食品などとして展開される見込み。アサヒグループ食品が「CP2305ガセリ菌」をアサヒグループ外および海外に向けて販売するのは初めて。健康意識の高まりや飲料･食品の多様化から今後さらなる需要が見込まれる乳酸菌素材について事業を強化していく。

■海外展開の背景について

• アサヒグループ食品は、食と健康の課題解決で「心とからだの健やかさ」の実現に貢献することを事業活動として取り組んでいます。
• アサヒグループの食品事業を担う企業として、乳酸菌を始めとした機能性素材や酵母など業務用食品原料素材の製造販売を担っています。これまで「CP2305ガセリ菌」は、アサヒグループ内のみでの展開でしたが、世界の人々の食と健康に対する課題解決に貢献することを目指し、乳酸菌素材事業の海外展開を検討してきました。
• ADM社と供給契約を締結することで、同社の微生物に関する知見やグローバルな販売網を生かし、より効果的に「CP2305ガセリ菌」を拡大していくことを目指します。

■「CP2305ガセリ菌」について

• アサヒグループが保有する独自の乳酸菌で、長年にわたる「カルピス」由来の乳酸菌研究から発見されました。
• これまでに「日々の精神的ストレスの緩和」や「睡眠の質（眠りの深さ）向上」「腸内環境の改善」「月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減」などに役立つことが報告されており、アサヒグループが国内で販売するサプリメントや飲料の原料として使用されています。

■ADM WILD VALENCIA社について

• 世界最大級の農産物加工･食品原料メーカーであるADM社（Archer-Daniels-Midland Company、本社 米国イリノイ州）の傘下で、スペインのバレンシア州に拠点を置く企業です。
• プロバイオティクスの最新鋭生産設備や研究開発センターを保有するとともに、食品原料や健康･栄養素材などをグローバルに供給しており、特に米国、欧州、アジア太平洋などの成長市場での販売網に強みを有しています。