持続可能な国産コーヒーの生産を目指すプロジェクト、
徳之島コーヒーの魅力を丸一日味わう！

味の素AGF（島本憲仁社長）は2月11日、2017年6月より鹿児島県奄美群島で実施している「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」の一環で、共同プロジェクトのメンバーである徳之島コーヒー生産者会が開催した、徳之島コーヒーの魅力を丸一日味わえる「徳之島コーヒー 収穫祭2025」に参加した。

2017年6月より始動した同プロジェクトは、伊仙町役場、徳之島コーヒー生産者会、丸紅株式会社と味の素AGFの4者で台風被害や土壌改善、精選機設備不足などの課題を解決しながら、徳之島産コーヒーの生産を支援し、島の次世代に引き継ぐために始めた活動となる。

今回のイベントには島民を中心とした多くの方々に参加してもらい、午前の部では、プロジェクトで育てているコーヒーの木からコーヒーチェリー（コーヒーの実）を収穫する体験や、コーヒーチェリーの果肉を除去する機械を使ったパルピング作業など、徳之島コーヒー生産者会が行っている農作業を体験してもらった。

また午後の部では、よりコーヒーに親しんで欲しいという想いから、コーヒー豆の焙煎を体験できるコーナーやインスタントコーヒーを使った「コーヒー染め」など様々なイベントを行い、コーヒーの魅力をより実感してもらっている。

さらに特別企画として、味の素AGFがオフィシャルスポンサーとして協賛した若手焙煎士の発見・育成を目指す焙煎大会「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE」（ファーストクラックコーヒーチャレンジ 以下、1CCC）の歴代チャンピオン3名が焙煎したコーヒーをハンドドリップで提供した。また、島内在住の高校生が1CCCチャンピオンからコーヒーの淹れ方を伝授してもらい、参加者に徳之島コーヒーを提供する一日バリスタ体験も実施した。

【当日の様子】各ブースの様子と参加者の声

■午前の部：コーヒーチェリーの収穫／パルピング作業の体験

コーヒーチェリーは、緑色の実がつきはじめ、完熟すると赤く色づく。今年度は天候の影響で実の熟しが遅れたこともあり、収穫祭のタイミングで完熟した実の量は限られていたが、今後色づきそうな実も多くあった。徳之島コーヒー生産者会の泉会長は、「収穫祭という体験イベントを通じて、若い子どもたちを連れてきてくれるご家族が、少しでも興味を持ってくれるのが嬉しい」と語っている。

■午後の部：各ブースでの試飲や焙煎体験

・コーヒー豆の焙煎体験ブース
自宅でもコーヒー豆があれば焙煎ができる手網を使った焙煎などを活用し、徳之島コーヒー生産者会や味の素AGF社員が参加者の方々にレクチャーしながら、実際に焙煎を体験をしてもらったほか、自分が焙煎した豆をグラインドして記念に持ち帰ってもらった。

・1CCCチャンピオンと徳之島高校の生徒によるコーヒーの提供
1CCCチャンピオン3名が、それぞれブレンドした他の産地のコーヒーと、島内在住の高校生が抽出した徳之島コーヒーの合計4種類を参加者に提供し、コーヒーの味の違いを楽しんでいただいた。一日バリスタ体験を行った島内在住の高校生からは、「初めて抽出を体験し、お湯の注ぎ加減など、思った以上に難しかったですが、色々と学べました。また、実際に自分で抽出したコーヒーを美味しそうに飲んでいただいているお客様の様子を見て嬉しい気持ちになりました」と感想を述べている。

・コーヒー染め体験
参加者にはそれぞれデザインを考えてもらい、ハンカチに豆乳でお絵描きまたは絞り染めを体験してもらった。その後、味の素AGF社員がインスタントコーヒーを使用したコーヒー液で煮出して完成させたハンカチを受け取ると、「おぉ！」と感動の声が聞こえてくるなど、世界に一つしかないオリジナルのハンカチを手に喜んでいた。

■徳之島コーヒー生産支援プロジェクト
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