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大正製薬、ミノキシジルの「発毛スイッチの痕跡」を世界で初めて発見

大正製薬株式会社が、発毛成分ミノキシジルの作用メカニズムの一部を明らかにし、その研究成果を第31回毛髪科学研究会で発表した。
ミノキシジルは発毛効果が認められた有効成分として薄毛治療に用いられ、日本のみならず世界各国で使用されている。だが、その作用メカニズムには未知の部分もあり、さまざまな研究が進められている。同社は生体内を「見える化」する、高性能質量分析計を用いた最先端分析技術を駆使し、ミノキシジルを使用した男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)の微量の髪から、約6万5千もの膨大なデータを取得・分析することで、髪の内部を「見える化」した。その結果、髪の内部から、ミノキシジルの使用によって発毛・育毛に寄与する因子が増加した痕跡を発見することに成功した。