クスリのアオキHD、オアシスの株主提案に反対

7月18日、クスリのアオキホールディングスが、香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントの株主提案に反対する意向を表明した。この株主提案は青木宏憲社長を含む3名の取締役解任を求めるものだった。

同社は「本株主提案がなされた目的は、後述のとおり何らその有効性に問題がない2020年１月９日付当社取締役会で決議された有償ストックオプションの発行について、本株主提案をすることで、他の株主に対して、当該発行の有効性に疑義があることを印象付けることにあると考えられる。このような目的でなされた本株主提案は、当社に対する不信感を株主に不当に与えるものであり、極めて不自然な行為であると考えている。なお、提案株主においては、そのホームページ上で、「クスリのアオキホールディングスのコーポレートガバナンス改善（2024年7月12日）」と題する資料を公表しているが、当該資料には一般株主による議決権行使に係る判断に不当な影響を与える内容が多分に含まれており、当社としては容認しかねるものであることを申し添えるとともに、不当な権利行使又は株主の地位を利用して得た情報の不当な漏洩に関しては、断固とした措置を取ってまいく」と今後の方針を示した。