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JACDS・森副会長が参考人として出席【厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会】

7月5日、医薬品販売制度の見直しや薬物濫用防止などを議論する「令和6年度 第4回 厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」(厚生労働省)が開催され、ドラッグストア業界からは参考人として日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の森信副会長(ドラッグストアモリ会長)が出席した。

振り返ると、かつてJACDSは審議会や検討会における発言が、あまり積極的だったとは言えず、どこか遠慮がちであったように見えた。だが前回、そして今回の厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会では、参考人として出席したJACDSの森副会長は、ドラッグストア業界の実情や取り組みを紹介し、一般用医薬品の陳列や販売記録など議論されている項目について、現場(店頭)が困難であることを明確に伝えた。

今開催の部会は森氏が発言すると、それにネガティブに反対する発言が生まれるというJACDSにとって四面楚歌的な状況で進行したが、一般用医薬品の規制強化が前提の淡々とした議論ばかりでは、現実的な制度改正にはつながらない。決められていく内容が、現場レベルで実効力を持ち、ポジティブに運用されなければ何の意味も持たないからだ。そういった意味で、現場の細かい部分まで熟知している森氏の生々しい発言は、“現場で活きる販売制度”を生み出すために重要となる。


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